DPF延命化で高額修理を回避

先日、BMW F25 X3にDPFクリーニングを実施してきました。 前回のディーラー点検時に111万円の高額見積もりを頂いていたので、着々と格安で済ますよう対応中です。 DPF交換見積もりは448,294円! 今回はディーラー点検での見積もり中、最も高額だったDPF交換への対策です。 近所で作業できそうなところはなかったので、ネットでBMWを得意とするプロショップを探してお願いしました。 特に異変は感じてない いままでDPF関連で特に走り等に異変は感じていません。 ディーラーで診断機を当てると、DPFの交換時期が近いと出てくるんですよね。 たしかに、Carlyを接続してDPFチェックをすると各項目がとても気になります。 有料アプリですが、Carlyっていろいろできますね。 ディーラーでのメンテナンスや保証が切れる3年目もしくは5年目以降はBMW車維持にCarly等の診断ツールは必須な気がします。 Carlyで診断 各項目をDPFクリーニング前にチェックしておきました。 残走行可能距離 残り20,000kmを切っています。 しかも定期的に確認する度に、走った距離だけ減ってきています。 私の乗り方だとあと半年もしないうちにゼロになりそうです。 おそらく、ディーラーもこの数値などをみて見積もりを事前に掲示してきたのでしょう。 Ash mass(灰)の値 soot mass(すす)は自動的に燃焼させる機構があって削減されるのですが、Ash massは減ることがなく増え続けます。 ネットであまり情報がないのですが、BMWのDPFについて書かれている記事を見ると、私の値よりも皆さんずっと少ないのです。 50g以上、Ash massが貯まっていますのでクリーニングによってどうなるかが楽しみです。 Soot massは問題なさそう Soot mass(煤)は、ある程度貯まると再生で焼却されるものです。 問題となるのは25~30g以上のsoot massが蓄積された状態で自動再生が始まらない、又は再生しても減らないなどといった状態のようです。 今のところ、平均700km弱走行毎くらいに再生はされて、Soot mass数値もしっかり下がっているようなので問題なさそうです。 この距離はCarlyアプリで確認できます。 LIQUI-MOLY DPFクリーニング DPFクリーニングはあまり選択肢はないのですが、今回LIQUI-MOLY DPFクリーニングを実施しているBMWのプロショップにて作業をお願いしました。 LIQUI-MOLY社はドイツの由緒正しいメーカーで、欧州メーカーが純正採用もしている企業ですので製品等には信頼性があると思っています。 乗用ディーゼル先進国である欧州にあるメーカーなので、現地での実績もあるはずで効果の期待ができます。 今回、お店で事前にAsh massが下がるかどうか質問したところ、メーカー(リキモリ)へも確認してくれて、効果はありそうだがやってみないとわからないということでした。 Soot massは入庫当日に自動再生されたようでほとんど溜まっていません。 薬剤が溜まった灰(Ash)も溶かし出すことを期待して施工をお願いしました。 かかった費用 税込32,780円です。 内訳は、 DPFクリーニング(25,000円)+添加剤リキモリDPFプロテクター(2,400円)+添加剤リキモリスーパーディーゼルアディティブ(2,400円)+消費税(2,980円) でした。 添加剤については、日常的に燃料に投入して使うのはリスクあると思っていますが、プロショップ作業で信頼のLIQUI-MOLY製品を使ってDPFやインジェクタを一気にリフレッシュさせたかったのでまとめてお願いしました。 一応、燃料に何か入れることも考えて作業日朝に満タン給油してから車は持ち込みました。 作業時間 車を預けて外出していたのですが、3時間もかかからなかったかと思います。 車両受け取り後のある程度長距離の運転もしたほうがよさそうです。 作業後の変化 少しトルクが出るようになった気がします。 もともとが悪くはなかったと思っていたので劇的な変化はなくてほっとしています。 数値変化 残走行距離はリセットしてもらうことができました。 と、いうかDPF交換したということになっているのでデフォルト状態になったようです。 残走行距離は25万kmに 250,000kmとなりました。これが初期値なのですね。 途方もない数字な気もしますが、実際にいままで走った距離以下なので現実的な数字です。 この残距離通り最後まで持ちこたえて欲しいです。 Ash massはゼロに! 0.00g。 あれ? 50g以上溜まっていた灰はどこへいったのでしょうか? DPFクリーニング施工によって本当にゼロになったとは考えにくいので、リセットするとAsh mass数値もゼロになってしまうのですね。 と、いうことは灰の量を図るセンサーなどはついていなくて、使用状況に応じて数値が加算されていく仕組みなのでしょうか? よくわかりませんが、しばらく様子を見ようと思います。 まとめ ディーラーにてDPF交換45万円近くの見積もりが提示されていましたが、今回の3万円程の作業で回避できたとすればすごい節約になります。 まだDPFクリーニング施工したばかりなので、実際のところはこれからどうなるかわかりませんが、このままDPF無交換でいけることを期待したいと思います。 まずは、あと1.7万km走行したときが今回コンピューターリセット前の残走行可能距離でしたので、ちょうど30万kmくらいが最初の関門となりそうです。 距離が距離だけに最悪DPF交換でも諦めはつくので、これからもいろいろと自己流整備にチャレンジしたいと思っています!