今シーズンもあまりスキーに行けなかったです。 泣く泣くBMW F25 X3のルーフボックスとルーフレールを本日取り外しました。 結婚して子供がいると、独身のときと違ってスキーなどの趣味はどうしても後回しにされてしまう悲しさがありますよね。 一応、今シーズンは数回子供を連れてスキーに行った程度でしたがちゃんとルーフボックス活用できました。 ルーフボックスは燃費が悪い でも、ルーフボックスついていると明らかに燃費が悪くなるんですよねー。 皆さんも感じているとは思いますが当記事で数字比較してみました。 以前感覚での記事にしてみましたが、ある程度 1シーズン使ってみてn数が揃ったので改めて実際の数字をもとに比較してみました。 どれくらい悪くなるか想像してみる 前面の面積比較 ルーフボックスを装着すると、単純に走行風を受ける面積が増えます。 非装着時の車両前面面積 F25 X3のカタログからの数値で、全高から地上高を引いた分と車幅を掛けるとタイヤ分を除いた前面面積が算出できます。 (全高1,675mm-最低地上高210mm)x 全幅1,900mm = 27,835c㎡ ルーフボックスの前面面積 ルーフボックスについて、同様に計算します。 使用しているのはINNOのシャドウ16(BR1200BK)。今は廃盤ですが後継のものが出ているようです。 リンク 全幅810mm×全高340mm = 275.4c㎡ ルーフボックス装着時の前面面積は車両と合計します。 車両27,835c㎡ + ルーフボックス275.4c㎡ = 30,589c㎡ 実際はこれに加えてルーフレール分が増加するのですが計算が面倒なので計算していません。 前面面積の増加率 車体のみ(27,835c㎡)と比較してルーフボックス装着時(30,589c㎡)の前面面積は約10.9%の増加です。 約1割強の面積増加による空力影響がどう燃費に響いていたのでしょうか。 他に重量増加分での影響ももちろんあるのですが、 一番大きく影響しているのが空気抵抗だと思われます ルーフボックスの重量増加分 重量に関しても一応調べてみました ルーフボックス本体 19kg リンク 取付金具XS450 2.7kg リンク 取付金具TR141 0.88kg リンク バー(後)XB130 1.44kg リンク バー(前)XB123 1.36kg リンク 合計25.38kgです。 ルーフボックスによる重量増加率は僅か 車両重量は1,870Kg→1,895kgに増加するので増加率としては約1.2%です。 ただ、乗車人数が増えたり荷物量による変化のほうがよほど大きいので参考程度とします。 実燃費比較 前面面積増加は約10.9%、重量は1.2%増ですが、実際の燃費悪化率も約1割強くらいなのでしょうか。 ルーフボックス装着していた約3ヶ月間とそれ以前とで燃費変化を表にしてみました。 給油回数はルーフボックス装着してから外すまでが13回でしたので、比較対象も同回数としました。 ルーフボックス装着時 ルーフボックスは昨年末にルーフレールと一緒に取り付けたので2020年12月末~2021年3月中旬までの給油記録です。 給油記録(装着時) 13回の給油記録のうち、最高でも19.6km/Lと、20km/Lに届いたものはありませんでした。 期間中12,095km 走行で、総燃費は17.65km/Lという結果でした。(全走行距離12095÷全給油量685.23) 冬場は強風の日も多く、暖気運転時間も少し長くなるので秋期と全く同条件ではないのですが比較できるサンプル数としては十分だと思います。 ルーフボックスにも抵抗低減を期待してアルミテープをいくつか貼っていますが、はじめから貼ったので効果の程はわかりません。 もしかしたらアルミテープ無しだともっと燃費悪化していたかもしれません。 ルーフボックス非装着時 次に、ルーフボックス装着以前の給油記録です。 期間は2020年9月終わり~2020年12月上旬までです。 前半一部はまだ暑い時期だったのでエアコン使用と2/3程ほ夏タイヤでの走行です。 アルミテープチューンで燃費が良くなったのが2020年7月~8月でしたのでその後の記録になります。 給油記録(非装着時) 12,241km走って給油量が630.14Lでしたので燃費としては19.43km/Lでした。 表中で上の4回はスタッドレスでの記録、それ以下9回は夏タイヤでの記録です。(上から新しい順です) 期間中、最良燃費はスタッドレスに変えてからの21.06km/Lでしたのでむしろスタッドレスのほうが燃費が良いのかもしれません。 スタッドレスはピレリのアイスアシンメトリコプラス225/60R17の2シーズン目です。 このタイヤは燃費が良くて、夏タイヤとほぼ同等ですので夏タイヤでの記録も含めて比較対象にしました。 結論 ルーフボックス有無での燃費悪化具合は19.43km→17.65km/Lという結果でした。 悪化率としては9.61%です。 前面面積は10.9%増加し、燃費悪化率は9.61%でしたのでなんとなく納得の数字です。 ほぼ同じ運転、条件での比較での結果ですのでなんとなく感じていた燃費悪化具合の感覚と一致しました。 空気抵抗は速度が出れば出るほど影響するので乗り方によっても結果は違ってくると思います。 (仮)燃費ごとのルーフボックス取り付けによる変化 この悪化率を当てはめると、私の走行パターンである、ほぼ高速道路で90~100km/hで走行することが多い場合は、 20km/Lの車であれば18.18km/L 15km/Lの車であれば13.64km/L 25km/Lの車であれば22.73km/L といった具合になるのではないでしょうか。 もちろん車種や運転の仕方、ルーフボックスやルーフレールの種類によっても異なるのでしょうが一つの目安になるかと思います。 燃費は燃料コストに直結 燃費ってそのまま燃料代に直結するのですごく気になりますよね。 私の場合1割燃費が違うと月2,000~3,000円も燃料代が変わってきます。 年間にしたら数万円の差になるので少しでも燃費良く走らせたいですね。 ルーフボックス等は必要ない時は外す ルーフボックスは脱着が面倒で保管場所確保も難しいかもしれませんが、取り付けたままだと燃費が確実に悪化するので非常にもったいないことがよく分かりました。。 私は面倒ですがシーズンが終わったらできるだけすぐ外すよう心がけています。(本当は使用の都度脱着が理想なのですがさすがに面倒すぎます。。。) 特に車を多く利用する方は、少しでも燃費が良い状態にしておくことは環境面でも経済面でもとても大切だと思います。
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