BMW F25 X3高速道路上での異常発生~結末

BMW F25 X3が約34.5万キロにして初めて高速道路で緊急停車させてしまい救援を呼ぶ事態になってしまいました。 一応、普通に乗れる状態になって手元に車が戻ってきましたので原因(推定)と、異常発生から復帰までの一部始終についてまとめておきます。 異常発生した経緯 異変を感じる、気のせい? 私のF25 X3は異常発生前、高速道路本線合流で上り坂をアクセル全開に近いかなり負荷のかかる加速をさせていました。 高速道路へ乗る前の一般道も山道でも当時はかなり急いでいたので珍しくエンジンを高回転まで回すような運転をしていました。 高速道路本線へ合流後、平坦~下り坂となり先行車もいたのでアクセルオフ→コースティングによる惰性走行(エコプロモード)をしました。 今思えばその時に少し異変を感じていました。 コースティングで惰性走行なのですが、いつもよりも振動が多かったです。 異変が確信に ん?なんかおかしいぞ。 そう感じつつ、緩い上り坂に差し掛かったので加速をしようとアクセルを踏むとガス欠時のような症状で回転上昇が鈍かったです。 もちろん燃料は半分以上入っていたのでガス欠ではありません。 また、いつもよりも多い振動を感じました。 はじめは振動が路面の影響かとも思いましたが、いつも通っている道なので、路面の状態はよく知っていて、路面のせいではないことは自信あります。 メーター内の警告灯は何もついていませんが、いつもと違う振動で明らかに異常でした。 停車させて救援要請 停車させる決断 振動を感じたときは、それがエンジンからなのか、車軸からなのか、トランスミッションやトランスファーなのか判別がつきませんでした。 その為、最悪はすぐに走行・制御不能になる可能性もあると思い、すぐに車を止める決断をしました。 異常をはっきりと感じてから1kmも走行しないうちでしたが、このまま走り続けたら車に致命的なダメージを負うか、本線上で走行不能になることもあり得るなと考えての決断です。 高速道路上で車を止める決断ってかなり勇気がいります。 高速道路上で停車させるとなると、危険なことはもちろんですが、その後の処理や、仕事に遅刻する等、いろいろ葛藤がありましたが思い切って止めることにしました。 安全な路肩へ停車 車を止めようと決めたら、できるだけ早く安全な場所を見つけることに徹しました。 幸い、本線が工事で1/2車線規制中でしたので路肩に停めた状態でも安全は確保できていました。 あとは、後ろから見て見通しの悪いカーブ直後だけは避けて路肩へ停車させました。 本当は、非常停車帯がすぐにあれば良かったのですが、路肩が広いからなのか、なかなか非常停車帯はありませんでした。 もし、もっと狭い本線で追突の危険があれば無理してもう少し走らせていたと思います。 停車後即エンジン停止させる 路肩へF25 X3を停車させたらすぐにエンジンを切りました。 止める直前はノッキングのような症状が出ていましたので、この時点で再走行も諦めてロードサービスを呼ぶことにしました。 停車後の対応については前回記事にしています。 レッカー車載時にエンスト エンジン停車から1時間程待った後、ロードサービスが到着しました。 一応自走はできると伝え、積載車へ車載してもらいました。 私は車外からみていましたが、レッカー屋さんがエンジンをかけてアイドリング時にいつもと違うノッキングをしているのが確認できました。 停止中のアイドリング時でも異常な感じだったのでこの時点で、トランスミッションや車軸などの駆動系の問題ではなさそうと思いました。 そして、車載をしようと動かしたときノッキングが酷くなり、エンストしてしまいました。 F25でエンストするのは初めてです。 アイドリングストップでのエンジン停止とは明らかに違いました(念のため、翌日この時のレッカー屋さんへ電話して確認もしています) レッカー車で移動 エンスト後、エンジン再始動はできたのでそのままレッカー車へ車載しました。 この後、レッカー屋さんの都合でディーラーへの搬送が翌朝になるとの事でしたので、私は高速IC降りて最寄り駅で降車です。 F25 X3としばしお別れです。 搬送先はディーラー 搬送場所は、100km以内の範囲で指定できる無料ロードサービスがついた自動車保険でしたのでいつものBMW正規ディーラーを選びました。 もう保証期間は過ぎているのでディーラーでの修理は全て実費になるのはわかっていましたが、異常の症状的に今年初めにリコール交換した低圧燃料ポンプが関係しているのでは!?と考え、とりあえずディーラーへ搬送してもらいました。 もし、異常修理に高額部品の交換が必要ということであれば、ディーラーには「診断料?」だけお支払いして他の修理工場で対応ですることにしました。 ディーラーへ電話でその方針も伝え、可能な範囲で見てもらうことにしました。 翌朝異常な症状が消える 翌日はもともと休みむ予定の日だったのでディーラーへ搬送する時間に合わせて私もディーラーへ別の車で出向きました。 すると、レッカー屋さんがちょうどF25を車載車から下ろしたところで、朝動かしたときには異常は感じられなかったとの事。 でも、診断機つなげばエラーログが残っているはずとの事でディーラーへそのまま預けました。 これは面倒なパターンかも!? 後に、レッカー屋さんへ電話で状況を確認したところ、高速道路から搬送直後に一旦レッカー車から降ろしていて、その際はエンジンの振動に異常があったとの事。 私の証言だけでは自信なかったのですがもう一人不具合の証言をしてくれる人がいてまだ良かったです。 ディーラーで色々調べてもらう 診断器を繋げば何かしらエラーログがあると思っていましたが、夕方連絡があり、なんと何も関係しそうなものは残っていないとのこと! なんということでしょう! しかも翌日は水曜日でディーラーお休みです。 もう少し乗って見てくれると言ってくれたので、症状が出たときの運転状況をもう一度伝えておきました。 でも何も異常出ませんでした。。 そうこうしている間に火曜の営業時間が終わってしまいました。 また翌営業日の木曜に連絡してみることにしました。 燃料を疑う 1日あったので、自分でもいろいろ調べたりしている中で気になる点がありました。 そういえば、燃料フィルターってしばらく交換してないことに気がつきました。 新車から5年間はメンテパックで無償交換だったのですが、6年目以降は実費になったので交換していません。 記録を見ると、約18万キロ時に交換したのが最後でした。 現在約34万キロですので、燃料フィルターは16万キロ程無交換ということになります。 不具合発生要因の仮説を立ててみる そこで、仮説です。 最近の大雨により、給油した燃料に水分が多く混入 ↓ 異常発生前に高回転の連続運転 ↓ 燃料流量増加 ↓ 劣化した燃料フィルターのせいで、必要な燃料を供給できないか、水などの不純物混入した燃料がろ過できずにエンジンへ供給 ↓ ノッキング、出力低下、エンストが発生 以上、私が考えた仮説です。 燃料フィルター交換を提案・依頼 これを、休業日開けの木曜日朝にディーラーへ伝えたところ、サービスの方も妙に納得した様子で「燃料フィルターを替えてみましょうか」ということになりました。 在庫がメーカーにあれば、午前中にオーダーしたら翌日には届くということでしたのですぐにお願いしました。 はっきりした原因が断定できていないのは気持ち悪いですが、やれることはやっておこうと思いました。 消耗品である燃料フィルターはもっと早く交換するべきだったので、これが原因であれば良いのですが・・ 燃料フィルター交換実施 翌、金曜日に燃料フィルターがディーラーへ届き交換実施してもらいました。 もちろん実費でしたが、今回の件で支払った費用はこの燃料フィルター交換費税込18,832円だけでした。 燃料フィルター交換は自分でもできなくはないですが、いろいろ見てもらっている手間費としてディーラーにお願いしました。 この燃料フィルター交換に至るまで、各所の電圧を計ってもらったり、インマニの汚れ具合を見てもらったり、たくさん試運転してくれて、綺麗に洗車までしていただいたのでディーラーにはすごく感謝しています。 車を引き取り 作業完了した金曜日は仕事の都合で車を引き取りへ行けなかったので、翌土曜日に車を引き取りに行きました。 ちなみに、F25の引き取りはタクシーで向かいましたので、後日ピックアップ費用は保険会社へ請求できます。 F25 X3が帰ってきた! 高速で緊急停車させて救援を呼ぶという今までにない経験をしてしまいましたが、一応F25 X3は戻ってきました。 引き取り後、約500km程は走行しましたが今のところ異常は感じられません。 月曜日に発症後ずっと不調 ↓ 火曜日朝に症状消え、異常再現せず ↓ … Continue reading BMW F25 X3高速道路上での異常発生~結末