CX-60の試乗車が先日訪問したマツダディーラーから連絡いただいてました。
なかなか行ける機会が無かったのですがやっと行って実車へ乗ることができました。
もくじ
比較対照はBMW F25 X3
今回のCX-60試乗にあたり、比較となるのは現在乗っているBMW F25 X3です。
F25 X3は新車から7年経過しているので新車と比較するのはフェアではないですがF25はまだまだ快調で良好な乗り味をキープしています。
次の車候補模索中
まだすぐに車を乗り換えるわけではないのですが、現在F25 X3は35万キロを越えていますので長くても3年以内に乗り換えることになると思います。
新車って納期が半年~1年かかる状態ですので余裕を持った車選びが必要です。
また、3年以内に中古車を買うとしたらちょうど今販売されている新車が対象になるので結構真剣に考えています。
CX-60実車チェック
前置きが長くなりましたが、ディーラーへいってきました。
ネットに試乗レビューが溢れているのでみんなが言っていることは割愛して日々BMW F25 X3で200km程走っている私目線で感想を記事にひます。
外観の印象
試乗車はMHEVディーゼル車のプレミアムスポーツグレードで、カラーはソウルレッドでした。
パッとみた感じは思っていたより大きくはなかったです。
車幅はF25 X3 とほぼ同じですので私は大きすぎる印象はありません。
FR車特有の長めのボンネットは車のスタイルとしてなかなか格好良いです。
内装の印象
室内については、後席にまず座ってみました。
室内幅もなかなか広いのでまぁまぁ快適そうです。
F25 X3よりも広い印象ですが、ミニバンのようには広くありません。
続いて、運転席へ座りました。
着座位置はF25 X3よりも少し高めで見通しが良いので好印象です。
そして、運転席へ座った感じはF25 X3 と近いものがあるなと感じました。
オルガン式アクセルペダルや、運転ポジション、適度な包まれ感など欧州車と比較してもかなり良いなと思いました。
その他気づいた点
ホイールインチダウン可否
20インチホイールが気になりました。
試乗車は235/50R20のタイヤを履いていました。
ただ、ホイールから覗くブレーキキャリパーを見るとだいぶクリアランスがあるのでホイールのインチダウンは可能っぽいです。
他のグレードで18インチの235/60R18タイヤを履いているモデルもあります。
おそらくブレーキキャリパーは同じなので18インチまでなら履けそうです。
235/50R20ってタイヤが1本3~4万円もするのでできるならインチダウンさせたいところです。
エンジンオイル上抜き交換可否
エンジンルームも開けてもらいました。
ボンネットを開けるとエンジンカバーがあり、さらにこのカバーも開けてボンネットへ留めることができます。
6気筒エンジンのヘッドがようやく見え、車体中央室内寄りのところにエンジンオイルレベルゲージがありました。
オイル交換時、このゲージ穴から上抜き交換がしっかりできるかが気になりますので、とりあえずゲージがあるということは確認できました。
実際に上抜きでエンジンオイルがしっかり抜けるかはまだわかりませんが、できる可能性は高そうです。
私の場合かなり距離走るので、相当な回数エンジンオイル交換をすることになるので、何度もドレンボルト開閉をして痛めてしまうリスクは避けたいのです。
結構、車選びするときに私はメンテナンス性も気にしてたりします。
試乗してみて
今回、公道を試乗することができましたので印象も簡単に記載します。
比較対象は普段乗っているBMW F25 X3になります。
乗り心地
ネットで「固い」と言われていたのでどうなのか気になっていましたが、一般道を試乗する中ではとても良いと感じました。
初期型とセッティングが違うからなのかわかりませんが、普段乗っているF25 X3のほうが固く感じるくらいでした。
F25は35万キロ走っているので新車時の乗り心地とは違うのでしょうが、慣れてしまっていたのでCX-60の若干堅めのセッティングも全然不快ではなかったです。
おそらく同乗者からしても乗り心地は良く感じると思いました。
エンジン音
3.3L直列6気筒のエンジン音についてもすごく楽しみにしていました。
うるさくはないですがしっかりエンジン音は聞こえます。
でも、振動は皆無でスムーズに回る印象です。
エンジン音はV8エンジンの大排気量アメ車に近いと感じました。
ディーゼルにしては独特ですが決して不快ではなく心地よいエンジン音です。
アクセルをフル加速で踏み込むとすごく力強いエンジン音を響かせるので運転していて楽しいです。
トランスミッション
そして、ギアボックスについてもマツダ自社製の8速トルコンレスATということですごく楽しみにしていました。
まずは、シフトレバー操作。
独特のセレクター方式でボタンがシフトレバー前方裏側にあります。左ハンドル右ハンドル車の部品を共通化したかったのでしょうか?
Dレンジへのシフトレバー操作時に必ずRを通らなければならないのは少し気になりました。
レバーがRを通過するときに素早くやっても白のLEDバックランプが一瞬点灯するのは余計だなと思いました。
レバー操作終えたら、いよいよトルコンレスATでの運転開始です。
確かに、発進時と停車時はクラッチの切入りが感じられますが変速速度はかなり早いです。
変速や走行中もなかなかダイレクト感があって楽しいです。
また、速度がある程度出ていてもエンジンストップして回生走行されることが確認できました。
おそらく高速道路走行中でもエンジンはアイドリングストップするのでかなり燃費は伸びそうです。
ただ、走行中のアイドリングストップ時はモーターによる回生(少し減速)が行われたのでBMWのコースティングのように緩い下り坂でどこまでも速度が落ちないのとは少し違う印象でした。
高速道路を走ったわけではないのでわかりませんが、もっとニュートラル状態で空走させてさらに燃費を伸ばして欲しいなと感じました。
燃費
試乗開始時に燃費計をリセットさせてもらって、返却時に確認してみました。
走行は街中~少し郊外のコースでしたが、18.5km/Lと出ていました。
3.3Lの6気筒エンジンとしてはすっごく良い燃費ですね。
F25 X3で同じコースで同じ運転をもししたら、経験上17km/L位になると思いますので、やはりかなり燃費は良さそうです。
F25 X3での経験から、もし高速道路をスーパー燃費走行したら30km/Lという数字も不可能ではない印象です。
私が気になる無給油での航続距離も、F25 X3同等くらいは期待できそうです。
CX-60の燃料タンクは58Lなので、F25 X3の67Lと比較して9L少ないですが燃費がその差分くらいは良さそうですのでおそらく航続距離としては同等だと思われます。
CX-60試乗終えて
実際にCX-60へ乗ってみると、欲しくはなります(笑)。
でも、新開発のトランスミッションやエンジンですので最初の2~3年程は不具合出ないかどうか見守りたいと思います。
新技術がたくさん投入された初期型ってやはりリスクはあると思っています。
マツダの新開発ATもBMW等が採用するZF製8速ATのようなトランスミッションの超傑作であって欲しいのですが、しばらくは様子見したいですね。
2~3年もすれば10万キロ以上走行する人もいるでしょうから不具合あればある程度改善されると思います。
今回、CX-60へ試乗しましたが、本当の次の車有力候補の一つは2023年発表されるであろうCX-80だと思っていますの。
CX-60で技術が熟成されるのを見守りつつ来年のCX-80を楽しみに待とうと思います。