BMW F25 X3に取り付けた12.3インチのAndroidモニターの取り付けについて画像付きで記事に残しておきます。
Androidモニターの大まかな機能や特徴については以前記事にしました↓
今回は、このAndroidモニターをDIYでの取付作業を紹介します。
普通にナビ交換ができる方ならそんなに難易度は高くない作業内容でした。
もくじ
必要な工具類
あまり工具は必要ありませんでしたが一応使用した工具類をまとめておきます。
内張り剥がし
購入したAndroidモニターにオマケでプラスチック製の内張り剥がしは付いていたのですが、精度が悪くてふにゃふにゃガタガタだったので手持ちのものを使用しました。
内張り剥がしはドアパネル脱着や配線時等何かと使えるのでちゃんとしたやつを一つは持っておきたいですね。
私は、定番のエーモン製の内張り剥がしを使用しています。
トルクスレンチセット
何故かBMWのナビ等に使用しているビスは星形のトルクスレンチが必要です。
あまり使用頻度がない工具ですので、ホームセンターで購入した安いセットだけ持っていました。
今回、ナビユニット脱着にはネジをナメることもなくこれで十分でした。
2種類の大きさのビスが使用されていたので5本セット等であれば合うサイズがあると思います。
ペンチ
L字型のトルクスレンチを回すのに最初緩めるときだけ使用しました。
指が固いくて丈夫な人は不要かもしれません。。
配達されたAndroidモニター
中国のサイトで購入したものです。
いろいろと悩んで決めたもので、送料込みで4.5万円程で入手できました。
詳しくは別記事で載せてありますが、意外と選択肢が多くて本当にどれが良かったのかはよくわからないので失敗してもいいように安めのものにしました。
AliExpress.com Product – Carplay 12.3″ 1920*720P Android 10.0 Auto Radio Stereo-Player 4G Wifi Multimedia GPS Navigation For BMW X3 F25 X4 F26 CIC NBT注文後、配達されて開封した時の様子です
↑養生はされていましたが、なんと説明書は一切入っていませんでした。。
とりあえず開封して並べてみます。
オマケで黄色い内張りはがしもついていたのですが、プラスチック先端形状が加工精度悪く汚かったので使う気にはなれませんでした。
部品自体は見た感じ問題なさそうです。
海外通販なので不良品だったらどうしよかと思っていましたが、破損等はなさそうなので一安心です。
既存ナビユニット取り外し
いよいよ、取り付けるためにF25のオーディオ部分をバラしていきます。
ちなみに、ばらし方・Androidモニターの取り付け方法については海外のYouTubeで紹介している方がいたので何度か見て予習して参考にさせていただきました。
まずは、内張剥がしを使用してエアコン操作パネル下部の黒いパネルを取り外します。
↑隙間に内張剥がしを突っ込むとクリップで留まっているだけですので案外簡単に取り外せます。
↑取り外すと小物置きを照らす小さなLEDの端子があるのでこれを取り外します。(黄丸)
端子全般に言えるのですが、結構固いので力をどこに入れればよいのかよく考えて壊さないように慎重に取り外します。
次に、上部パネルも取り外します。
ここもクリップで刺さっているだけなので内張剥がしを使用して外れます。
↑黄丸部あたりに内張剥がしを差し込んでバキっと手前に外れました。
↑画像が切れていますが、黄丸部右側はエンジンスタートスイッチと真ん中はハザードスイッチ他が接続されています。
エンジンスタートスイッチは簡単に取り外せたのですが、真ん中のハザードスイッチ部は端子を取り外すのに難儀しました。。
ある程度は力ずくで端子を抜くのですが指が痛くなります。
一度できてしまうとコツがわかるのですが多分次にやるときには忘れていると思います。
次にエアコン・オーディオ操作パネル部を取り外します。
ここで星形のトルクスレンチ出番です。
上部と下部でトルクスのビスで留まっているので取り外します。
ここは工具さえあれば簡単です。
パネルのビスを取り外すと、エアコン操作パネル裏側端子の取り外しです。
↑私の経験では見たことない端子の固定方式で、一見どうやって外すかわかりませんでした。
画像ではロックを開放した状態になっていますが黄丸部グレーのロックを手前側に倒すと端子が簡単に外せました。
これはなかなか良い固定方式だと思いました。
最近の車はみんなこうなっているのでしょうかね。
2カ所端子が留まっているので同様に取り外します。
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エアコン操作パネルを取り外すと純正ナビユニット本体が出てきました。
↑ナビユニットもトルクスのビス4カ所で留まっていますので黄丸部のビスを取り外せば引き出せます。
純正モニター取り外し
次はこのまま純正モニターを取り外します。
↑純正モニターは左右下部2カ所のトルクスビスで留まっているのでここを外します。
純正モニターは上部は引っかかっているだけですので上部を奥に倒して下部手前を出す感じで取り外せました。
↑取り外すと裏側にピンクっぽい色の端子が一つだけ接続されていました。
これがNBTナビモニターの端子形状です。
この1本で電源供給と映像入力がされているようです。
購入したAndroidモニター裏面はケーブルがたくさんあったので、この純正NBT端子以外の必要な線をナビユニットから分岐させて持ってこなくてはなりません。
Androidナビユニットの配線割り込み
分岐させるケーブルは付属品でついていて、カプラーで純正の配線へ割り込ませればいいように作られていたので配線加工は不要でした。
カプラーオンなので無傷で純正に戻すこともできそうです。
まずはナビユニット裏側の純正端子を取り外します。
↑これが純正カプラーですが、黒い腕のようなものを上へ引き上げると端子ごと外れるような仕組みになっていました。
取り付けるときは反対に動かせば確実に差し込めます。
↑割り込ませる配線はこの青で囲ったもので画像下のほうにも切れてしまっていますがカプラーになっています。
これをナビユニット裏へ接続して元通りに配置しなければなりません。
なかなかの太いケーブルとカプラーだったのでちゃんとナビ裏へ収まるか不安でした。
これは光ケーブルですので割り込み配線ができないのですね。
純正カプラーをナビユニットから取り外したら、この2本を一旦カプラーから抜いて、割り込ませる先のカプラーに装着してナビユニットへまた差し込みます。
言葉で説明するとわかりにくいので、YouTubeでX3のAndroidモニター取り付けの動画を見たほうが良いかもしれません。
割り込み配線を仕込んだらモニター部への配線取り回しを行います。
↑ナビ裏側からエアコンダクト中央部を通してモニター部まで引き回します。
(ピンぼけ画像ですいません。。)
この画像ではナビユニットをもう戻していますが、割り込ませた配線のせいで、なかなか元の場所へ収まりません。。
割り込ませたカプラーとケーブルはできるだけ右下奥の隙間へ押しやったらなんとか元の場所へ収まりました。
過去に自分でナビ取り付けた車でもっとスペースが厳しいものもあったので、F25は比較的容易です。
GPSアンテナの取り付け
Androidモニターには、マップアプリをインストールでき、それ自体でナビとして使用することができます。
ナビを使用するためのGPSアンテナも付属されていたので、とりあえず奥の空いたスペースへ貼り付けました。
ダッシュボード上まで配線するのが面倒だったので、ここの場所(赤丸)にGPSアンテナ設置で必要な感度がでればいいと思っていました。
が、、、後日使用してみてやはり感度不足で現在地が正確ではないことが度々起こるのでまたアンテナ設置場所は変える必要ありそうです。
モニター部の取り付け
いよいよモニター部の取り付けです。
まず、純正モニターを取り外したスペースに付属していたモニターベースをはめ込みます。
↑何とか入りましたが、知恵の輪状態でなかなかハマらずに時間がかかりました。
ベースには中央に配線穴があるのでベース取り付け後でもある程度は配線取り回しを変えられます。
ベースを取り付けたら左右下部をビスで固定して12.3インチのAndroidモニターの取り付けです。
モニターへ接続する配線はGPS・ナビユニットからの割り込み線のみでその他多くの線はとりあえず使用していません。
外部入力線などもついていましたが使用することは当面なさそうです。
不要な線はベースの穴から中の方へ押し込みます。
反対にAndroidモニターからの線として、USB入力x2、SIMカード入力x1の合計3本を利用できるところに取り出しておく必要がありました。
私は、USB1本のみナビ裏、その他はエアコンパネル下にとりあえず配線しました。
↓完成の図です。裏側にUSBの線が見えています。
まとめ
とりあえずAndroidモニターが使用できるようになりました。
作業時間としては3時間程でした。
慣れれば2時間くらいで終わると思います。
国内ではこのAndroidモニター取付に関する情報がほとんどなかったので海外のサイトを駆使して情報を集めてなんとかなりました。
無事に取り付けた結果、とにかく画面が大きくなって大満足です!
価格も約4.5万円で、大画面なうえにAndroidアプリも利用できるなんて費用対効果高すぎです!
特にナビや操作性がイマイチで地図も古くなっているF系、E系世代のBMW車には最高の費用対効果だと思います!
まもなく32万キロ到達のF25 X3ですが、ナビの近代化ができたのでまだまだ快適に乗れそうです。
また気が向いたら機能等も紹介したいと思っています。
※当記事を参考に取り付ける場合は自己責任でお願いします!