49万キロでエンジンチェックランプが点灯してしまったBMW F25 X3ですが自力で解決できました!

この警告灯の原因を取り除くのに、今回かかった費用はゼロです。
過去苦労した事例と同じ症状
長年同じ車に乗っていると、いろいろな経験が積み重なり、過去の経験が役に立つことがあります。
40万キロころにも同様にエンジンチェックランプが点灯し、原因がわからないままかなりの距離を走っていた時期がありました。
当時はディーラーで部品交換も一度行いましたが再発してしまい、最終的には自力で解決しています。
原因はおそらくセンサー配管の詰まり
当時は本当に原因がわからず、2万キロ以上放置していましたが今回はすぐに対応できました。
エンジンチェックランプが点灯してからも特に変化はなく、普通に走行できているという症状だったため、過去の経験を思い出しました。
たしか、一度チェックランプが点灯すると約600kmほど走行で一旦消え、その後さらに300kmほど走ると再び点灯する、という挙動だった記憶があります。
今回も同様の動きになるか様子を見ていました。
49万キロを超えた際に、一旦OBDスキャナでリセットしてしまったため、そのまま修理する朝を迎えました。
朝、エンジンをかけると、なんとチェックランプは消灯していました。
距離は490,605km!
約600km点灯状態が続いた後に消灯し、また点灯する。
これは以前とまったく同じ挙動だという確信です。

センサーを取り外して清掃
そのまま作業にとりかかりました。
ボンネットを開けて、運転席側に問題のセンサーはあります。

センサーは青丸部ですが、そこへ繋がるパイプを取り外します。

↑赤丸部を17mmのソケットレンチで取り外し、緑丸部のクリップも外します。(たしか7mmくらいのソケット)
取り外したら、センサーからパイプを外して掃除です。
やっぱり詰まっていた!
外したパイプを確認すると、やはり詰まっていました。
空気がまったく抜けず、中にススが溜まっている状態です。
前回の経験から、クリップを伸ばした針金をパイプに差し込み、地道に突いてススを少しずつかき出しました。

水を張った桶に入れると、ススで水が真っ黒になり、かなり詰まっていたことがわかります。

ある程度までススを掻き出すと、空気が抜けるようになりました。

前回は、要領がわからず苦戦しましたが今回は最初から針金を使ってやったのでスムーズに作業できました。


配管を戻して試運転
掃除を終えて乾かしたら配管を戻してエンジン始動してみました。
今回の作業前にチェックランプは消えていたので、そのまま非点灯状態が続いています。

この作業後、約2,000km走行していますが、今のところチェックランプは再点灯していないため、おそらく今回の不具合は解消しました。
念のため、OBDでエラーコードを確認してもエラーは記録されていませんでした。大成功です!

作業を終えて
49万キロでエンジンチェックランプが点灯し、一瞬焦りましたが、過去の経験が活きました。
前回のセンサー配管清掃から約9万キロで再びススが詰まったため、根本的な原因は別にあるのだと思います。
それ以前の約38万キロは詰まらずに走れていたため、何かしらの変化点があったのかもしれません。
とはいえ、あと1万キロほど走ればひとつの区切りとなる50万キロです。
そこまではこのまま行けそうな気がしています。
とにかく、費用をかけずに無事対処できてよかったです。
もう少し、このF25には頑張ってもらおうと思います。


