走行距離49万キロ目前のBMW X3(F25)──毎日の通勤で200km以上を走る相棒。
少しのトラブルでも早めの対処が欠かせません。
空気圧センサー(TPMS)左前の値がおかしい
約1年前にアリエクで2000円程度で買って取り付けた後付けTPMSは、今でもしっかり働いてくれました。
今年に入ってセンサー電池を交換はしましたが、通信・精度ともに問題なく動いています。
アリエクで購入したもの↑(リンク)
そのTPMSの画面を仕事帰りに何気なく見たとき、左前の空気圧が他3輪より低い2.5となっているのに気がつきました。
他の3輪は2.8〜2.9。
わずか0.3〜0.4の差で、2.5は入っている状態でしたのでTPMSがなければ絶対に気づけなかったレベルです。
TPMSのおかげで警告音が鳴る前に、なんとなく“異変”を察知できたのです。

タイヤを確認→異常なし
これはパンクかも!?と思い、タイヤを確認してみます。
その日は釘やネジを一通り探してみたものの、夜間で見にくかったこともあり外見上はまったく異常なし(に見えました)。
この時点ではTPMSの不具合可能性も排除できません。というかそっちを疑いました。
翌日再度タイヤをじっくり確認
異変があった翌日はちょうど休みだったので、朝からじっくり点検してみた。
タイヤを少しずつ位置ずらして接地面を確認していくと、ちょっと怪しいところがあります。


タイヤ表面にものすごく小さい点がありました。
肉眼でみても↑画像の通りでしたので、普通に目視点検しただけでは絶対わかりません。。
泡で空気漏れを確認
空気漏れをチェックするために食器用洗剤を混ぜた水を塗って泡立てて確認してみます。
上の画像であった「点」から微細な気泡が出ているのを発見。原因はこれで確定です。
小さな金属が刺さっているようです。

ペンチやキリでなんとか引っ張り出すと刺さっていたのは5mmほどの鉄くず破片でした。
この程度でパンクするとは、、やはり摩耗が進行しているタイヤはパンクしやすいのだと実感しました。
パンク修理キットでDIY修理
運のいいことに、わずか2週間前にAmazonのセールで大橋産業のタイヤ修理キットを購入していました。
パンク修理キットを事前に入手していたのはほんと偶然です、こんなタイムリーに役立つとは思っていなかったです。

修理はごく一般的なプラグ式。
異物を抜いてから、穴をリーマーで整えます。

穴にぶっ刺している間に、修理用のゴムをセメントを塗って準備します。

ゴムプラグをなんとか挿入して奥までいれました。

飛び出ている修理剤をカットして、漏れをチェックです。

修理後空気を入れて確認
修理後は確認の為、手持ちのポータブル空気入れで空気を入れます。

修理完了!試運転問題なし
今回の作業は、異物発見に10分+修理に10分程度でした。
修理後1000km以上走行していますが、TPMSの空気圧表示値も安定しており、修理成功と判断しています。
ちなみにこの夏タイヤ、なんと14万キロも走行していました。
残り溝は約3mm。摩耗によって少しの異物でもパンクまで至りやすくなっていると思われます。
TPMSが役に立ちました!
今回の件で、後付けTPMSの価値を改めて実感しました。
単なる便利グッズではなく、「パンクの予兆を自分で掴めるセンサー」でわずかな圧力低下を視覚化できるだけで、早期発見ができました。
長距離を走る人、あるいは古い車を大切に乗り続けている人にはぜひおすすめしたいです。
毎日乗る高速道路で走行不能になる前に見つけることができ、費用もあまりかけずにDIYで修理成功できたのは良かったです。
近々スタッドレスへ交換し、節目の50万キロを迎える予定です。

