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Tiger800ブレーキフルード交換

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あまり乗れていないバイク整備ネタです。

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走行距離

走行距離は60,300km時になります。

最近はあまり乗れていないので距離が全然伸びません。。

乗るときは高速道路を走ることが多いのでブレーキ使用頻度が少なく、あまりブレーキ使用パッドの消耗もないです。

前回交換は、、、おそらく4年以上前な気がします。

やばいですね。。

バイクのブレーキって前後独立しているのでどっちかが壊れても止まれるという謎の安心感があって交換を先送りにしていました。

暖かくなってきたので、やっとブレーキフルード交換をDIY作業で行いましたので記録がてら記事にします。

使用したオイルと道具

必要な道具は、少ないので難易度は低い作業です。

使用したものを紹介します。

耐油ホース

キャリパーからフルードを排出するのに接続する透明のホースです。

ホームセンターで切り売りでとても安く購入できます。

もう10年以上前に購入したものでしたが室内保管していたのでまだ問題なく使用できました。

メガネスパナ(8mm)

Tiger800はニッシン製キャリパーですので8mmのスパナ、もしくはメガネレンチでブリーダーボルトを緩めます。

スパナでも可能ですが、メガネレンチのほうがボルトを舐めることなく使い易いです。

トライアンフはイギリスのメーカーですが、キャリパーはじめ部品の多くは日本メーカーのものを使っているのでとても整備しやすいです。

プラスドライバー

フロントのリザーバタンクを空けるために使用します。

廃油受け

耐油ホースで排出されるフルードはそんなに多くはありませんが受け皿があった方がいいです。

今回はジャムが入っていた空き瓶を使いました。

入れ物は何でも良いと思いますが、ブレーキフルードはプラスチックを浸透してしまうことがあるのですぐに処理しない場合は使用容器に気をつけた方がいいです。

ブレーキフルード

ホンダ純正のDOT4です。だいぶ前に購入したものでしたが未開封でしたのでこれを使用します。

バイクだとそんなに量は必要ないので、今回使用してもまだ半分くらい余っています。。

高価なレーシング用ブレーキフルードもありますが、これは0.5Lで1,000円もしません。

通常使用であればこのホンダ純正で十分です。

交換作業

バイクは自動ブレーキもついていないのでブレーキフルード交換はとても簡単です。

後輪側

まずはシングルキャリパーで簡単な後輪側からやりました。

耐油ホース接続

キャリパーのブリーダーボルトに耐油ホースを接続します。

↑ゴムのキャップを外して耐油ホースをねじ込みます。

先にメガネレンチを入れておきます。

耐油ホースの先には高さを合わせて廃油受け用の空き瓶をセットしました。

ちょうど木の端材があったので重ねて瓶置きにしました。

リザーバタンクのフタを空ける

廃油を出すホースをセットしたら、リザーバタンクを確認します。

リアブレーキのリザーバタンクは車体右サイドについています。

Tiger800はサイドカウル等がなく、むき出しなのでアクセスし易いです。

フタを空けると、長年無交換のためか、黄色く変色していました。。

フタのパッキンは問題なさそうなのである程度拭いてそのまま使用する事とします。

ブリーダーボルトより廃油排出

ブレーキペダルを何度か踏んだ後(エア抜きの為)、ペダルを踏みながらブリーダーボルトを緩めると、ブレーキフルードが耐油ホースを通って排出されます。

↑左手でメガネレンチの開閉、右手でブレーキペダル操作しました。

ブレーキペダルを踏み切ったらブリーダーボルトを閉じます。

排出されたフルード分リザーバタンク内が減りますので、減りすぎてエアーが入らないようにだけ注意しておきます。

少なくなったリザーバタンクに新油を補充して少しずつホース内のフルードを入れ替えます。

この作業を繰り返して、リザーバタンク内、ブレーキホース内のフルードが新油に入れ替わる位までやれたら完了です。

リザーバタンク油面調整

最後にリザーバタンク内の油面を規定値内にしてフタしめてリア側は完了です。

フロント側

フロント側も同様に交換します。

マスターシリンダーのフタを空ける

フロント側のマスターシリンダーはハンドル上で、プラスのネジ2つでフタを開けることができます。

注意点として、濡れタオルと水は近くに用意しておいた方が絶対に良いです。

エア抜きでブレーキレバー握ったときや、新油を注ぐときにフルードをこぼしてしまうことがあります。

ブレーキフルードは水に弱く、すぐに流れるのですがボディーに付着すると塗装を傷めてしまいます。

こぼしたときの為にすぐ流せる体制を作っておいた方が良いです。

作業時は濡れたタオルを周囲にひいて、桶に水も用意した状態にしました。

耐油ホース接続

リア側と全く同じですが、ダブルディスクでキャリパーが2つあるので片方ずつの作業です。

ブリーダーボルトより廃油排出

廃油排出の作業もリア側と同様ですがダブルキャリパーの分、リア側より時間かかります。

ブレーキレバーを何度か握ってブリーダーボルトを緩めると気泡もフルードと一緒に出てきました。

エア抜きも念入りに

長年無交換だったためか、エア噛みがありました。

フロントのブレーキタッチが頼りない気がすると最近感じていたのはこのせいだったようです。

特にフロント左側が多めに気泡が出てきたので、念入りにブレーキレバーを握ってから気泡と一緒に廃油を排出させました。

リザーバタンク油面調整

フロント左右のキャリパー分終わったら、リザーバタンクの油面を調整して元に戻して完了です。

交換作業を終えて

久しぶりのブレーキフルード交換を終え、エア抜きをしたおかげか明らかにブレーキタッチがダイレクトになって以前より好感触です。

もっと早くやっておけばよかったなとも思いました。

独身時代はバイクをもっと乗っていたので、ブレーキパッド交換が2年毎くらいでした。

パッド交換と一緒にブレーキフルードも交換していたので良いサイクルでしたがあまり乗らなくなってからは、だいぶ期間が開いてしまいました。

廃油の汚れを見ると、やはりブレーキフルードは2年くらいで交換したほうが良さそうですね。

↑新油よりも明らかに濁っています。。

DOT4なので耐久性はある方ですが水分を吸って劣化もしているはずです。

DIY作業であれば費用も全然かからないので、次回は早めに交換しようと思います。

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