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ガソリン価格200円/L超えても仕方ないと思う理由

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なんだか、ガソリン価格が高騰していて政府は補助金増額して価格維持しようとしていることに強く違和感を持っています。

ガソリン価格は市場に任せて近い将来、200円/Lを超えると思うようにしましょう。

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補助金?減税?

現在、ガソリン価格には消費税のほかにガソリン税、石油税が含まれています。

原価が上がっているのは周知の通りですが、店頭価格を下げようとするにはこれら税金分の値下げが政策として考えられます。

今回、政府は減税ではなく補助金を石油元売りへ支給することで価格を維持しようとしています。

ガソリン税等を減税して価格を下げるか補助金で価格を維持するかの選択なのでしょうか、どちらも微妙ですね。

ガソリン税については賛否あるようですが道路等の重要インフラ整備のために必要な重要な財源の一つですので、撤廃することは必要な公共事業ができず経済衰退につながると考えられます。

燃料価格は上がって行くもの

個人的には燃料価格が上昇するのは仕方ないと思っています。

石油は限りのある資源だし、使用して燃やせば温室効果ガスや大気汚染物質も排出するので価格上昇してなるべく石油を使われない方向に持って行くのがあるべき流れだと思います。

もちろん目先だけ、自分のことを考えると安いガソリン代は嬉しいのですが、市場原理に反して価格を下げることには賛成できません。

燃費向上も進んでいる

短期的には、燃料代が安くなれば嬉しいのですが、燃料費って燃費によってかなり違うので一概に燃料価格が上がったからといって燃料費支出が昔と比較して増えるとは限りません。

実際、20年前の車の燃費といま売られている新車の燃費って全然違いますよね。

でも、燃料価格だけは同じ価値観で比較されがちです。

私は、2016年にV8エンジンのフォードエクスプローラーから現在のBMW F25 X3クリーンディーゼル車へ乗り換えました。

V8-4600cc→4気筒2000ccディーゼルへの極端な変化でしたが、この買い替えで同じ距離を走るのに必要な燃料代は約1/3になっています。

1万km走るのに必要な燃料代で比較

例として、1万km走るのに必要なコストを比較してみます。

ガソリン価格100円/L、燃費10km/L時

過去には100円/L以下という、時代もありました。

1990年代後半~2000年代前半はその時期に当たります。

(参考)資源エネルギー庁HP

また、売られていた車も、実燃費10km/L以下というのも20年前では多かったと思います。

分かりやすく、ガソリン価格100円/L、燃費10km/Lとして計算してみます

10,000km÷10km/L=1,000L(消費燃料)

1,000Lx100円/L=100,000円(燃料代)

1万キロ走行時の燃料代は10万円です。

ガソリン価格200円/L、燃費20km/L時

2022年の価格上昇を鑑みると補助金なしのガソリン価格は200円/L以上でもおかしくありません。

一方、燃費も普通に実燃費で20km/L超える車種も増えてきました。

仮に、200円/L、20km/Lで計算してみます。

10,000km÷20km/L=500L(消費燃料)

500Lx200円/L=100,000円(燃料代)

こちらも燃料代は10万円です。

あれ、、、20年前と同じですね。

家計へのガソリン価格インパクトは同一

間接的には物流コストが上がって物価が上がれば支出は増えるので給油に限った支出限定で考えてみます。

車への給油に限れば200円/Lとなっても、燃費良い車に乗り替えれば昔と同等以下の支出にすることが可能です。

燃料価格上がって本当に苦しいのは、低燃費な車両や機器を導入できていない産業や、物流業界が、販売価格等に価格上昇分を転嫁できないケースに限られると思います。

一般家庭はガソリン価格が直接の要因で家計が苦しくなっているとは言えないのではないでしょうか。

ガソリン価格を補助金で抑制するのはおかしい

政策として、ガソリン価格を補助金交付で強引に維持しようとしてますが、個人的には意味不明な政策だと感じています。

補助金の財源も大いに不安ですし、ガソリン価格を維持してしまったら燃費の良い車に乗ろうとする動機も生まれにくくなります。

自動車メーカーもより燃費の良い車やEVを開発頑張っているので、ガソリン価格高騰を機にユーザーが燃費の良い最新車種へ乗り換える方向に導く政策が必要だと思います。

日本はもはやガソリン価格高くない

海外を見ると、ヨーロッパのガソリン価格は以前から日本と比較して高かったですが、最近ではカナダあたりでも州によっては日本より高くなっています。(20年前は日本のほうが高かった)

アメリカはまだ日本よりも安いですが以前よりも価格差が縮まってきています。

ガソリン原価が上がっているので当然価格上昇があるのですが、日本は補助金によって上昇抑制された状態でなのです。

欧米は収入も増えている

欧米では急速にEV開発が進んでいるのと、物価上昇に見合う収入の向上も起きています。

一方、日本は物価上昇に収入(賃金)上昇が追いついていないなぁと感じています。

私もそうですが、ユーザーは安くてお得なものを常に買い求めます。

でも政府は支持率を意識してか、多くの国民が喜ぶガソリン補助金のようなわかりやすい政策をしがちです。

無理のある補助金政策はやめて正々堂々と市場原理の中で、より将来的に効果的な政策をして欲しいです。

収入向上に繋がる政策を!

補助金で物価上昇を抑制されるのは短期的にはありがたいのかもしれませんが、海外の物価上昇、賃金上昇の波に日本が置いて行かれてる感じがしてならないです。

事実、最近では1ドル130円に迫る円安となり円の価値が下がっています。

いろいろな要因で円安なのでしょうが、日本経済が失速しているように見えて不安を覚えてます。

これでは海外旅行へ行っても、円安(=日本経済の弱さ?)により全てが高く感じてしまって満足に買い物もできず残念な気持ちになるでしょう。

もっと産業を活性化させて個人も企業も収入が増えて物価上昇をものともしない流れになることを期待しています。

ガソリン価格補助金はやがてなくなる?

ガソリン補助金については、後戻りは難しいかもしれませんが思い切ってやめてしまい、価格は市場に任せた方が長期的に日本の為だと思います。

その代わりに、短期的にはEVやPHEV、低燃費車購入・古い車買い替えを促す補助金、長期的にはメーカーに対して低燃費車開発インセンティブを出し、その他賃金上昇を促す政策に重点を置いて、日本経済成長につながるような政策を強力にして欲しいです。

まとめ

燃料単価は、世界の流れで上昇が続いても燃費の良い車への買い替えや、燃費向上のための運転等である程度努力すれば効果は出せます。

私は、F25 X3の低燃費化の努力をして18~21km/Lあたりで走らせることができています。

33万キロ超えたBMW F25 X3はまだまだ調子良いです。 先日、ルーフボックスを取り外し後初めての給油で燃費...

軽油価格も今後上昇して200円/Lになることも覚悟はしていますがそれでもこの燃費であればまだまだ変わらず乗り続けられると思っています。

世の中がいろいろな面で落ち着いて、賃金も上昇して海外旅行も以前のように自由に行けるようにはやくなってほしいですね。

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