SUV車って後席トランクの高さはそこそこあるのですが上の空間を使いにくいんですよね。
今回は私がBMW F25 X3で実践している自作ラックの紹介です。
もくじ
用途(メリット)
効率良く荷物整理ができる
荷物を載せる際はラックの上と下で取り出しやすいように荷物が積めます。
ベビーカーを積むときなどは折り畳んでも形が悪いので棚があるとかなり便利です。
普段は下にベビーカー、上にそれ以外の荷物の使い方です。
旅行時は荷物が多いので下に大物を積み、上にベビーカーを積みます。
下にスーツケース2つ横に並べて入りますので荷物が多い子供2人連れての海外旅行のときもうまく荷物を積むことができました。
2列目席からの使いやすい物置き
家族で移動するときかなり便利なのが後席から手が届くところに荷物置きができたことです。
純正のトノカバーだと物を置くことはできませんので、これがあることで車内を広く使えます。
車中泊時の物置き
X3は2列目を倒せばトランクまでほぼフラットになり、身長170cmくらいの人であれば足を伸ばして寝ることができます。
トランク上が物置として使えることで寝るスペースを広くとれます。何度か会社で車中泊するときは使用して便利なのがでした。
作成方法
ある程度予定サイズを考えて部材準備して最終的に現物合わせで加工したのであまり参考にならないかもしれませんが一応紹介します。
現在使用しているものは以前乗っていたいすずビッグホーンにあわせて作成し、ベッドとして使用していたものをX3のトランクサイズに合わせて加工し直しました。
使用部材
矢崎のイレクターパイプを使用して作成しました。
イレクターパイプ
多くは再利用したものですが、必要な長さにカットして準備します。足りない分は追加で購入しました。
純正トノカバーをつけたままで置ける最大サイズは奥行き630mm x 幅1030mm x 高さ430mmでしたのでパイプ長さは580mm x 4本、410mm x 4本、950mm x 3本準備しました。
ジョイントがそれぞれ厚み15mmあるのでその分パイプ長さが短くなります。高さに関してはパイプ410mmとジョイント15mm x 2 と板厚でトノカバー下にちょうどです。
幅はパイプ内寸で920mm程にしましたが一般的なスーツケースの横幅が450mmですのでちょうど2個ぎりぎり並べて入る幅になりました。
ジョイント
プラスチックのジョイントです。ほとんど通販で購入し、不足分は追加でホームセンターへ行って購入しました。
天板
モノを乗せる天板です。
以前作成したサイズ630mm x 910mmのものが家にありましたのでこの天板サイズに合わせてパイプを組みました。
ビッグホーンでベッド用として作成したものだったので人が乗れる強度とクッション性を少しもたせたものにしています。
純粋にラックとして作成するとしたらもっと軽量で薄いものでも良いと思います。
一応、昔の記憶で材料を書いておきます
コンパネ材
サイズを決めて購入したホームセンターでカットしてもらいました。
ウレタンシート
スポンジのシートでコンパネ材に敷いてクッション製を持たせました。
フェイクレザーシート
コンパネ材にウレタン挟んで外側に敷くシートです。大きなホームセンターにはあると思います。
使用工具
パイプカッター
イレクターパイプをカットするために使用します。専用のものでなくても良いのですが、長く使えると思い、専用品を購入しました。
ハサミ
コンパネ材に敷くフェイクレザーシートやウレタンシートを切るのに使用します。
タッカー(ホチキス)
コンパネ材へシートを留めるのに使用しました。意外と(?)安く売っています。
その他
本当はパイプとジョイントを接着する接着剤を使用したほうが強固になるのですが、固定と同時に分解も不可能となってしまいます。
接着剤を使用するとジョイントの再利用もできなくなるので今回は固定していません。
何も固定していないと走行時の衝撃でパイプが外れるのでジョイントとパイプに紙ウエスを挟んで動かないようにしています。雑に詰め込んだのではみ出して不格好ですが一応勝手に外れることはないです。
まとめ
SUVに限らず車の収納って使い勝手悪いと荷物を乗せにくかったり走行中転がってしまいます。
一工夫する事でかなり使いやすくできます。
私のは余った部材で作ったので色もバラバラになってしまいましたが必要な材料をイチから買い揃えればもう少しすっきりできると思います。
新しい国産SUVなどは純正で使いやすい収納があったりして羨ましいですがまだまだ不十分な車も多いです。
あまり重たいものをつけると燃費や走行性に影響が出てしまいますが、収納があるのとないのとでは便利さが全然違います!
難しい工作ではないのでSUV車の収納にお困りでしたら検討してみてはいかがでしょうか?