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太陽光発電設置後1年の成績-シュミレーションとの差異

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新築した注文住宅に住み始めて1年2ヶ月ほど経過しました。

我が家では新築後すぐにお得さに惹かれて太陽光発電を設置しています。

今回は、新居に設置した太陽光パネルの工事についてです。 自分の記録のため、これから太陽光発電を検討している誰かの...

6.9kwの太陽光発電が稼働してから丸1年が過ぎて、きっちり1年間の実績が揃いましたので導入前に実施していたシュミレーションとの差異を確認してみます。

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太陽光発電への期待

太陽光発電については10年間固定の売電価格が年々下がっているのでお得かどうか疑っている方もいるかと思いますが、導入価格が適正であれば計算上は必ず得をすると思います。

実際に私も導入前に何度も計算して売電価格が19円/kWhだとして、全量売電だけしていても8年以内で初期費用(設置費用)は回収できる見込みがあると考えていました。

新築注文住宅で太陽光発電を導入した経緯と、2021年のkw単価を私の実例で紹介しています。

1年間の成績

実際に6.9kwの太陽光発電を1年間稼働させてみて、発電実績対シュミレーションは下記通りになりました。

8,917kWh/年(実績)

7,866kWh/年(シュミレーション)

※期間は2011/11/1~2022/10/30(カナディアンソーラー6.9kW/パワコン容量5.5kWを設置)

実績値は対シュミレーション比113%、1,051kWh多く発電してくれていました。

予想より1割以上上振れする結果となり嬉しいです。

発電量についてはもちろんその年の天候に左右されますが、1年を通して良い結果だったので誤差ではなさそうです。

月ごとの成績

月ごとの成績も細かくみていきます。

ソーラーモニターからcsvで30分単位の実績(発電量・消費量・自家消費量・売電量・買電量・使用量)が出力できるので、それを集計して月単位のグラフにしてみました。

発電量と消費量

まずは月毎の発電量に対しての自家消費量・売電量です。

棒グラフ縦軸が発電量合計、紫の部分が売電で緑が売電です。

折れ線の破線部が事前の月毎のシュミレーション、赤の実線が実発電量となりますので、8月を除いてシュミレーション値よりも上振れしていることがわかります。

月によってバラつきはありましたが概ね予想より多い結果でした。

太陽光発電による価値

発電によって、産み出された価値も検証してみます。

全て売電しているのであれば19円/kWh(売電単価) x 8,917kWh/年(発電量)=169,423円/年となりますが、実際は発電した電力を自家消費もしているので単純ではありません。

売電単価は19円/kWhで固定ですので、買電単価(25~35円/kWh・2022.10現在)を考えると発電した電力は自家消費したほうがお得です。

そこで、売電分と自家消費分を分けて計算して合計の価値をグラフ化してみました。

薄青が自家消費分で、ここにはその月の平均買電単価を掛けています(24.76円~32.00円/kWh)。

予想価値(水色折れ線)はシュミレーション値で全て売電した場合の価値です。(年合計149,454円)

実際の価値は年合計で下記になります。

売電分114,187円(6,009.87kWh)+自家消費分76,500円(2,907.68kWh)=190,687円/年

1年間の太陽光発電設置によって産出された価値は約19万円でした。

全て売電するよりも、自家消費したほうが2.1万円/年ほど価値が高くなっていることがわかります。

生活スタイルも工夫して自家消費増

2021年以前は夜間の電力料金が再エネ賦課金や燃油調整費を含めても売電単価(19円/kWh)とほぼ同等でしたので、夜間電力を積極的に利用して昼間売電するというスタイルでした。

しかし、昨今のエネルギー価格高騰で燃料調整費だけでも10円/kWh近くある為、最近ではできる限り自家消費を増やすよう工夫しています。

エコキュートを太陽が出ている時間帯にあえて沸かすようにするだけでもだいぶ違ってきました。

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初期費用回収見込み年数が短縮

設置費用ををどのくらいの期間で回収できるかという損益分岐点はもともとのシュミレーションでは7年程でしたが、変化がありました。

1年間稼働した実績をもとにすると以下通りになります。

1年間の売電・自家消費実績による価値(約19万円)をもとに、設置費用(109万円)から計算

109万円(初期費用)÷約19万円(1年間の実績)≒ 5.74年

ということで、6年以内で太陽光発電設置の初期費用が回収でき、それ以降は発電分は全てプラス収支となる見込みです。

経年劣化によるパネルの出力低下が今後多少あると思いますが、それでもほぼ確実に得することが実現できそうです。

もともと約7年と見込んでいた初期費用回収が1年以上短縮されました。

初期費用回収後は固定買取が終わるまでは年19万円程プラスの価値があるということになりそうです。

正直、期待はしていましたが期待通りの嬉しい誤算になりました。

太陽光発電設置は超おすすめ!

太陽光発電は戸建てであれば自宅でできる手堅い投資になるので、設置しないのは損だということが改めて実感できています。

ただ、設置の初期費用が適正でないとお得ではなくなってしまうので、業者の選定は本当に注意したほうが良いと思います。

私は一括見積りサイトで複数社見積もりを取って提案を比較して決めました。

現在、工務店での注文住宅の計画を進めていますが太陽光(ソーラー)発電についてどうしようかと考えています。 全館空...

うちは2021年の契約・設置で総額109万円でカナディアンソーラー6.9kW(1kWあたり約15.8万円)を設置できましたので参考にしていただければと思います。

業者によって提案されるメーカーや設置容量もバラバラでしたので、大容量かつkW単価が安くてネットで調べて評判の悪くない業者を選定すれば失敗しないはずです。

繰り返しになりますが戸建てにお住まいであれば太陽光発電を設置するのは超おすすめです!

節電も自然と意識した生活に

太陽光発電はお得なだけでなく、モニターによってリアルタイムで発電量と消費量が確認できるので買電を減らすということも自然と意識するようになりました。

1年間太陽光発電と共に生活してみて、節電や電力使用パターンの制約はストレスと感じることはなくむしろ発電した電力を自家消費するのが快感に思えるので楽しいです。

最近の電気料金高騰は酷いので、できるだけ太陽光発電した電気を自家消費することは以前にも増して重要になってきています。

今後も、より自家消費を多くして買電量をできるだけ少なくするよう無理のない程度に楽しく工夫して生活していこうと思います。