かなり久々にバイク整備です。
たまに乗っている大型バイク、トライアンフTiger800はもう2012年式ですので新車から10年になるのですが一応動くように維持してます。
今回は、エアクリーナー清掃をしたので整備記録の記事にします。
Tiger800ってエアクリーナー脱着はかなり面倒で時間がかかります。。
とにかく外すパーツが多すぎて。。。
以前Amazonで買った電動ドライバーが大活躍しました
もくじ
あまり整備できていなかったTiger800
どうしても結婚してからは乗る機会や整備する時間も取れずにかなり厳しい状態でした。
家族がいると、バイクにかけられる時間はかなり限られてしまっていたので大物整備は滅多にできないのです。
せいぜいオイル交換を年に一度するのが精一杯でした。
インナーガレージで整備可能になった
でも、昨年に念願のインナーガレージ付住宅を新築したので、夜間作業ができるようになって少しずつバイク整備する時間もとれるようになりました。
夜間に作業するということは、寝不足にはなるのですが、、、。
最近ではブレーキフルード交換をガレージで行いました。
エアクリーナー交換
前回交換からの期間・距離
気付けば、エアクリーナーは6年以上清掃していません(..;)
前回清掃した時期は覚えていません。。
私が結婚する前でしたので、少なくとも6年以上前になります。
おそらく前回交換から3万キロくらいは走っています。
ずっと月1~2回程乗る程度でしたので経過年数の割には走っていません。
現在ついているK&Nのフィルターに交換して以来一度も清掃した覚えはないです。。
清掃できるのがメリットのK&Nフィルターですが清掃メンテしなければ意味ないですね。。
今回、やっと清掃しました。
エアクリーナー取り外し準備
Tiger800のエアクリーナーへのアクセスはすっごく面倒です。
エアクリーナー整備はかなり時間がかかる作業と認識していたからずっと放置していたというのもあります。
Tiger800のエアクリーナーは燃料タンクを完全に取り外さなければできないので、場所と時間が必要なのです。
燃料タンク取り外し
まずは燃料タンク取り外し作業です。
燃料を空に
あらかじめ、この作業をやろうと思っていたので燃料はほぼ空(給油警告灯が点くくらい)にしておきました。
容量が19Lの燃料タンクですので燃料有無で10kgくらいは変わってきます。
満タンでも作業できなくはないですが軽いに越したことはないです。
カウル類の取り外し
Tiger800の燃料タンク取り外しにはカウルをほとんど外す必要があります。
他のバイクに比べてこの作業がかなり大変です。
ウインカーが着いているカウルも含めて11個(!)外す必要があります。
これらカウル類を取り外すのに、ネジが22本あり、一つ一つ外していきます。
ネジのうち、20本は同じサイズで2本だけ少し違うサイズなので再度取り付けするときは間違えにくいです。
タンクの配線等取り外し
カウル取り外し完了すると、タンク本体がボルト2本で留まっているので取り外します。
タンク本体の固定方法は一般的なバイクと一緒ですね。
ボルトを外すと、タンク本体を持ち上げることができるようになります。
持ち上げた隙間から、手を突っ込んでドレンチューブ2本とをまず引き抜きます。
次に、下部にコネクター2つと燃料ホースが繋がっているので取り外します。
手探りでコネクタを外すので、力の入れる向きがよくわからないのと固いので指先が痛くなります。。
頑張って外しました。
燃料ホースを外すと少し燃料が漏れてくるので、ウエスをひいておいた方が良かったです。
タンクを車体から降ろす
配線類を取り外したら、ようやくタンクをおろすことができます。
タンクを軍手等で滑らせて落とさないように私は必ず素手でタンクを持つようにしています。
慎重にタンクを取り外して床へ置きました。
エアクリーナー取外し
ようやくエアクリーナーボックスが完全に見えてきました。
エアクリーナーボックスを開らく
エアクリーナーボックスはタッピングネジ11本で留まっているのでこれを取り外します。
ほんと、エアクリーナーへたどり着くまでネジだらけです。。
エアクリーナーを取外し
やっとエアクリーナーが見えてきますので、マイナスのビス2本で留まっているのでこれを外せばエアクリーナーが外れます。
エアクリーナーを清掃
取り外したエアクリーナーは清掃して再利用できるK&Nフィルターなので、専用の洗剤を吹きかけて水洗いです。
やはり、6 年分の汚れはなかなかすごかったです。
水で流すと使っていたトレイが真っ黒になり、カスもフィルターに結構詰まっていました。
流水である程度洗った後、フィルターの隙間に詰まっているゴミやホコリをマイナスドライバーで優しくほじくり出しました。
一応、念入りに清掃したのですが、長年の使用で黒ずみは完全に取れません。
でもかなり汚れは落とせたのできっと吸気効率は上がると思います。
乾燥させて専用オイル塗布
フィルターの汚れを落としたら、外で乾かします。
乾かすのを兼ねて一旦外へ子供たちと散歩へ行きました。
清掃して乾かす手間を考えると使い捨てタイプのフィルターの方が楽ですね。
バイクもバラしたまま放置することになるのでガレージ等の作業場が無いとなかなかこの作業はできません。
バイクへ組付け
天気が良かったので、すぐに乾いてくれ専用のオイルを塗布して再度バイクへ組付けです。
夕食を食べ終わってここからは夜の作業になります。
元通り組付けるためにはネジやボルト合計35本ひとつ残さず締めていきます。
カウルは組み戻す順番を間違えるとうまく組めないので、外す時よりも時間がかかる印象です。
アルミテープチューンも
カウル類を組み戻す際に、ある程度ホコリを拭いて綺麗にしています。
また、せっかくですのでアルミテープチューンも全てのカウルに施しました。
アルミテープチューンって車ですごく効果実感できているのでバイクにも一部やっています。
バイクの外装にはアルミテープをあまり貼りたくなかったので、カウル内側に貼れるちょうど良い機会でした。
見えないとこなので少し張り方が雑です
効果が出るか楽しみです。
まとめ
今回は、作業開始から組み戻すまでに6時間半ほどかかりました。
途中、エアクリーナー乾燥待ちを兼ねて食事したり・子供と散歩もしていたので正味4時間程の作業時間でした。
思っていた通り時間はかかりましたが、久しぶりのバイク整備らしいことを楽しくやることができました。
エアクリーナーって汚れていてもよほどでない限り問題なく走れてしまいますが、燃費に影響したりするので定期的にメンテナンスしておきたい消耗部品です。
インナーガレージができてバイクを自分で整備できる環境が整ったので、今後もずっとできていなかった整備を少しずつしていきたいと思います。
Tiger800は新車から乗り始めてもう10年経つので、昨年のフロントフォークオイル漏れのように走行不能となることもありえそうです。
今後もあまり乗る機会は増えないと思いますが、いつでも気持ちよくTiger800に乗れるようにしっかりメンテナンスして不具合のリスクを減らしていければと思っています!
エアクリーナー交換・アルミテープチューン追加後まだ試運転もしていないので、次乗るのが楽しみです!