注文住宅の基礎着工して上棟まで間の話です。
基礎立ち上がりの施工後、上棟前に大雨が降りましたので様子を見に行ってきました。
すると、、
基礎に水がプールみたいに溜まっているのではないですか。。
もくじ
基礎断熱のデメリット!?
基礎断熱は家の快適性向上や省エネ性能などメリットは多いですが、今回大雨後の基礎水溜まりを見て浸水時のリスクを感じてしまいました。
基礎断熱は排水されない
基礎断熱、ベタ基礎仕様は一旦水が侵入するとなかなか排水されないというのが実際に見てよく分かりました。
ちょうどこの大雨の後、工務店との打ち合わせもあったのでプールみたいになっていた基礎の様子を設計士へ話すと、白アリ対策として侵入口となる排水穴の無い仕様ということでしたので、余計に排水されないみたいです。
雨があがって翌日も水は溜まったままでしたた。。
この後、上棟前での間に排水して乾燥はするのでしょうが、この様子を見るといろいろ心配になってきます。
大雨時の浸水は注意
家が建って防水施工をすれば基本的に浸水はないはずですが、災害級の大雨で基礎高以上まで水位が来てしまうと床下への浸水の可能性はあります。
この場合、排水するには床下へ入って対応する事になると思います。
もっとも、床下浸水の場合は泥も含まれた水でしょうから床を剥がしての床下清掃が必要と思われます。
ハザードマップで浸水リスクを確認
地域別浸水シュミレーション(国交省HPより)
ちょっと使い方がわかりにくいですが、こちらのページで浸水時のシュミレーションができ、任意の地点で堤防決壊した場合、何センチの水深が想定されるか確認できます。
堤防の決壊位置によっても水位は変わってくるのでいくつか試してみると数字が変化します。
私たちの建設地は市が公開している想定浸水マップでは最大0.5m未満の土地です。
このシュミレーションサイトで決壊位置が最悪のケースで確認してみると、想定最大水深が95cmとでました。
他の決壊位置では最大でも45cmでした。
各市区町村でもそれぞれハザードマップは公開されていると思いますのでそちらも参考になると思います。
基礎の高さは50cm位ですので、近くの堤防が決壊した場合は床下浸水のリスクはあるといえます。
これらのことも考慮して火災保険の適用範囲は選ぼうと思っています。
配管からの漏水による浸水
大雨による浸水以外にも、床下にある水道や下水の配管不具合による漏水も基礎断熱では問題になりそうです。
上水であれば泥などはないと思いますので、できるだけ早く排水して乾燥だけさせれば良さそうですが、排水させるのが床下断熱の場合よりも大変になりそうですね。
床下点検口が必要
浸水時の対処や配管のメンテナンスで室内から床下へ入れる点検口は必須だと思いました。
心配になり、上棟後に設計士に確認したら複数箇所床下への点検口を設置予定とのことでしたので安心しました。
まとめ
上棟前に大雨が降って、基礎に水が貯まっていて心配でしたが、上棟の日にはしっかり排水されておりました。
大雨が降って勝手に基礎の水溜まりを心配していましたが、基礎から排水されないということは、基礎高までは外から浸水もしないという事でポジティブに捉えています。
一方で、万が一浸水した時の事も考えておくことも必要だと感じました。
これからも建築中の住宅のこと、記事に残しておきたいと思っています!