何度かにわたり記事にしているインナーガレージへの棚製作の続きです。
前回までの記事で図面作成〜材料買い出しまで終わりましたので今回から製作に入ります。
なかなかまとまった時間が取れずに計画してから2ヶ月くらい経ってようやく作業する時間ができました。
もくじ
柱と棚受けを設置
ガレージ間口のスパンは約3.4m程あり、そこへ2×8材をメインに梁(はり)として上に物を乗せるので、両サイドにはそれなりに重量がかかります。
入口から向かって左側には柱を立てて、右側は壁の中にある柱を狙って棚受けとなる角材を打ち付けます。
柱の設置
まずは左側の柱です。
使用する材は90角の杉KD(機械乾燥)材です。
設置面はコンクリートブロックをブロックを置いて高さを稼ぐのと同時に、接地面が濡れることを防ぎます。
上部は高さを揃えてカットし、柱の上に梁となる2×8材を縦に置いて重量を受けるようにします。
高さは地面から梁までが2300mm確保するように測って角材をカットしました。
柱は太さが90mmあり、持っている丸ノコで一度に切れないので、墨線を引いて表からと裏から刃を入れて切りました。
ガレージ床は水勾配が少しあるので、入口側の柱のほうを数ミリ長くして上部が平行になりました。
上部は工夫してビス止め可能に
単純に90mm角の柱に幅38mmの2×8材を置いただけでは不安定ですしビス止めも難しいです。
そこで、丸ノコを使って柱上部を加工して梁を固定しやすくする工夫をしました。
丸ノコを縦に使うのは、慣れていないと危険なので慎重にやりました。
丸ノコを使えば簡単に切り口をキレイに加工できちゃいます。
柱を立てて、梁を渡すとこんな感じになります↓
これで外側から梁をビス止めして固定することができました。
補強に柱同士を固定する部材を追加
2本の柱を固定するために、上部で横に繋ぐ部材も追加しています。
90角の柱材のカットした余りでちょうどよかったので、これをビスが表に出ないよう細工をしました。
今回はこれを使用しました↓
ポケットホール治具です。
以前興味本位で購入したものですが、ようやく出番がきました。
キレイに斜めの下穴を開けることができました。
柱の補強兼物置棚も設置
柱を立てた側には郵便ポストの出っ張りもあります。
そこを囲うような位置で補強用に2×4材を設置しました。
上部同様にポケットホール治具で下穴を開けてビスが見えないように設置しました。
壁側は梁受けのみ設置
入口向かって右側は、壁の中にある家の柱へ梁受けを直接打ち込みします。
内側に柱を立ててしまうと内寸が狭くなってしまうことと、ガレージ外側の壁であれば断熱材が入っていないので思いっきり壁にボルトを打ち込んでも影響ないという判断です。
梁は2×8で間口スパンが3.4mもあるので、そこそこの重さを受けることになります。
梁受けにする材はそこそこの太さが必要なので、ここも90mmの角材を使用しました。
壁の中にある柱を探すには下地センサーを使って確認↓
壁の中の柱を狙って反対側と上面高さが一緒になるよう測って、角材を打ち付けます↓
水平出しには水平器が役立ちました。
通販で買ったシンワの安い水平器ですが何かと活躍しています。
壁へのボルトはM9x150のコーチスクリューを使用。
梁受け材の太さが90mmなので、壁への打ち込みも90mmくらいは欲しいです。
あまり長いボルトもやりにくいので、角材に深さ30〜35mmくらいボアビッドで掘って壁への打ち込み深さを確保しました。
下穴は9.5mmのドリルで壁に穴を開けてから、コーチスクリューで止めるとかなり強力に固定できました。
梁をかける
柱と梁受けが設置できたので、梁をかけます。
2×8材を一人で脚立に登って設置したので、なかなか重くて大変でしたが、なんとかなりました。
ガレージ中から↓
それなりに重量かけても大丈夫なくらいがっちりいできたので一安心です。
現場合わせでカットしてピッタリなオリジナルの棚を格安で作れるのはDIYの醍醐味ですね。
その分時間もかかっていますが、、、
この日はここまでで、別の日に棚部分を製作して完成させます。
つづく・・