新NISA開始まであと1ヶ月を切りましたね。
効率的に新NISAを活用するために戦略をいろいろ練っています。
もくじ
iDeCoを停止
以前当ブログで記事にしたとおり、iDeCoの拠出を停止させました。
なんとかして新NISAへの投資資金を捻出するために、今やっているiDeCoの積立を停止する手続きを実際にしました。
2024年1月分の拠出停止は12月13日まで(必着)
私はSBI証券でiDeCo積立を実施しているのですが、1月分から拠出をしたい場合12月1日~12月13日必着で「加入者資格喪失届」書類を送付する必要があります。
SBI証券へ問い合わせて回答された期日なので間違いないと思います。
書類を取り寄せ、12月に入ってからポストへ投函完了しました。
記載内容は、加入者資格喪失の理由 → 「04」:「運用指図者となるため」を選択し、氏名と基礎年金番号を記入するだけのものでしたので簡単です。12月1日~12月13日必着で書類を返送するだけです。
これで2024年1月からはiDeCoに投資していた資金も新NISAへ回せるようになります。
iDeCoのデメリット
iDeCoって拠出した分は非課税で運用でき、所得控除になるメリットはあるのですが、デメリットも気になります。
資金ロック
基本的に、一旦iDeCoで投資した分は60歳まで引き出すことができません。
たしかに資産は非課税で複利効果によって増えますが、使いたいときに使えないのは大きなデメリットです。
老後の資金よりも今使える資金の方が価値が高いのは明白です。
受け取り時に税金がかかる可能性
iDeCoって掛け金を拠出時は所得控除されて節税できますが、受け取り時は税金がかかる可能性があります。
退職時一括受け取りの場合
老後にiDeCoで成長した資産を一括で受け取る時、「退職所得控除」で勤続年数(or積立年数)x40万円までは受け取り時に控除されます。
35年間会社で働いていたとしたら控除額は40万円x35年で1400万円です。
ただ、iDeCoの受け取り金と会社の退職金との合算なので、控除上限を超えてしまって課税されるリスクはかなりあります。
35年勤務して退職金をもらうとき、iDeCoの受取と合わせて1400万円を超える可能性は十分にあると思うので、超えた分は課税されてしまいます。
分割して受け取る場合
iDeCoを分割して年金として受け取る場合は「公的年金等控除」が適用されます。
iDeCoは公的年金と同じ雑所得の分類となり、受取金額と公的年金を合算して計算され、そこから控除があるといった感じです。
細かい計算はよくわからないのですが、こちらも受取時に税金がかかってしまうリスクはありそうです。
iDeCoより新NISA優先した方が圧倒的に良さそう
以上のことから同じ非課税であれば、新NISAを優先させた方が良さそうです。
iDeCoをやりつつ新NISA非課税枠満額の1800万円を最短の5年で現金だけで埋められるのならiDeCo積立を継続しても良いかもしれませんが、私はたぶん無理です。
特定口座で運用中の資産はできることなら売却したくない(税金がかかってしまう)ので、iDeCoの拠出をなくしてその分を新NISAの入金へまわすことにしました。
新NISAであれば売却はいつでも自由ですし、複雑なこと考えなくても非課税で取り崩せるので圧倒的に良いです。
まとめ
現在特定口座持っている株などを一部売却して新NISA満額を5年で目指そうとするなか、老後だけの用途に限定されたiDeCoの支出は正直やっていられないです。
ちゃんと忘れずに手続きすることができたので、一つ新NISA開始に向けて準備が進みました。
とりあえずiDeCo拠出は一旦止めますが、iDeCoを再開できるくらい入金力に余裕がでたらまた始めるかもしれません。
12月13日までに手続きでiDeCo拠出を2024年から止められるので、同じ戦略が良いと思う方はすぐに書類請求した方が良さそうですよ!
※本記事は私個人の考え、戦略案です。人それぞれ投資の最適解は違いますのでご自身で判断ください。