うちでWallbox Pulsar Plusを使い始めてから1年ちょっと。条件だった東京都の実証事業は、2026年3月31日で終わりました。
その翌日の4月1日に、ラズベリーパイを注文していました。

家のEV充電を細かく自動化するなら、これで安く作れるんじゃないかと思ったからです。ラズパイで何ができて、何をやろうとしているのかを整理したので紹介します。
もくじ
実証事業の1年は遠隔制御だった
実証事業の間、Pulsar Plusはユアスタンドさんから遠隔で制御されていました。2025年5月末に移行の案内が来て、それからは前の日に翌日の充電スケジュールがメールで届きます。
- 0時〜:充電不可
- 9時〜:制限なし充電可能
- 15時〜:充電不可
昼の電気が安いプランなので、昼に充電させる仕組みです。ここまでは分かります。
自分で絞った電流が30Aに戻される
困ったのは出力です。うちは太陽光の余った分だけ充電したいので、アプリで電流を毎回絞っていました。それが制御が入るたびに30Aに戻されてしまいます。
契約容量は10kVAなので、勝手に30Aにされるとちょっと怖いです。問い合わせたところ、OCPP(遠隔制御の通信)をOFFにして使ってくださいとのことでした。
OCPPがONの間は、アプリから充電の開始・停止もできませんでした。止めたいときはケーブルを抜くしかない。。。
決まったことしかできない
Wallboxにはパワーメーターというオプション付属品もあります。家全体の電流を見て、ブレーカーが落ちないように充電を絞ってくれるものです。
ただ、それもやってくれるのは決められた動きだけだと思います。うちがやりたいのは、太陽光の余りや夜の契約容量を見て、そのときどきで出力を決めることですので、結果的に取り付けなくてよかったです。
関西電力に戻したら昼の電気が割高に
実証事業が終わって、電力契約は夜間の電力が安い関西電力のはぴeタイムRに戻しました。昼ワッ得プランのときより、昼の電気料金が割高になります。

なので昼は電気を買わずに、太陽光の余りをギリギリまで自家消費できるような設定にしたい。手動で出力調整もできますが、自動化したいので、それなら自分で作ってしまおうと思いました。
ラズベリーパイ4のスターターセットを買った
買ったのは共立電子産業のYahoo!店で、Raspberry Pi 4B(4GB)のスターターセットです。20,515円で、ポイントを使って支払いは17,887円でした。
セットに入っているのはこれだけです。
- Raspberry Pi 4 Model B(4GB)
- Raspberry Pi OSが入ったSDカード
- HDMIケーブル(micro HDMI)
- ACアダプター(5V/3.0A・USB Type-C)
- 公式ケース(赤/白)
電源アダプター、ケース、SDカードも付属しているので、届いてすぐ使い始められるセットです。
今から買うなら、後継のRaspberry Pi 5の4GBキットもあります。
ケースはアリエクのファン付きに

今はセットの公式ケースではなく、アリエクで822円で買ったファン付きのアクリルケースに入れています。
熱がこもる場所に置いているのでファンで少しでも負担を減らそうとおもってです。

SDカードは1か月ちょっとで壊れた
最初はセットのSDカードにHome Assistantを入れて動かしていましたが、1か月ちょっとでデータが壊れてしまいました。データの読み書きの回数が多いので、SDカードには負担が大きかったのかもしれません。
今はもともと家にあったHDDをつないで、そこにHome Assistantを入れて使っています。写真の下に写っている緑のものがHDDです。
プログラミングはできないけど形から入った
正直、プログラミングの知識は全くありません。
ただちょうどその頃、Claude Codeを使い始めていて、今までできなかったことがいろいろできるようになっていました。やりたいことを伝えれば、プログラムはAIがパソコンを操作して全部作ってくれるので革命的です。
そう思って、とりあえず形から入ることにしました。作るのは実際にはAIですが、自動化の既製品を買うよりも自分で企画して作ったほうが好きなようにカスタマイズできるので楽しいです。
ラズパイでできること
ラズパイは手のひらサイズの小さなパソコンです。つけっぱなしにしておいて、家の中の機器とつなぐ役に向いています。
うちが使うのはHome Assistantという、家の機器をまとめて扱えるソフトです。ラズパイに入れておくと、ばらばらのアプリで見ていたものを1か所に集められます。
- 家の電力:Nature Remo Eで買電・売電・発電が1W単位で見えている
- 充電器:Wallbox Pulsar Plusの充電の開始・停止と電流

やろうとしていること
集めた情報を見ながら、充電器を自動で動かすのが目標です。
太陽光の余りだけで充電する
昼に電気を買わないように、売電が出ていたら電流を上げて、買電が出たら下げる。これまでアプリで毎回やっていたことを自動にします。
夜は契約容量を超えないように絞る
夜に充電しているときに、エアコンやエコキュートが重なると10kVAに近づきます。家全体の電力を見ながら、超えそうなら充電を絞ります。契約電力の10kWを30分平均で1度でも超えてしまうと、その後1年間はその最大使用電力で基本料金が決まってしまうので、ここは確実に抑えたいところです。
まとめ
2万円ほどのラズパイで、実証事業のときにやってほしかった制御を自分の条件で作れるんじゃないかと思っています。
プログラムを書くのはAIで、自分がやるのは何をしたいかを決めることです。昼の充電制御はATTO 3でいい感じに動くようになってきたので、次の記事から、AIに作ってもらった設定をコード(YAML)まで詳しく紹介していきます。

