4月に納車されて乗り始めた中国製EV、BYD ATTO3の初回点検とリコール作業等に出してきました。
もくじ
初回点検
BYDの初回点検は3~6ヶ月後に実施の案内が来ます。
メーカー指定がこの時期のようです。
ディーラーからハガキが来ていました。
EVってあまり見るところがないとは思うのですが、、内燃機関車と同じように初回点検はあります。
国産車だと1ヵ月点検が一般的なような気がしますが、BYDの場合は3ヶ月~6ヶ月でした。
作業自体は1~2時間で終わると思うのですが、今回はリコール等の作業もあったので半日ほど車を預けました。
点検時メモ
- 走行距離:3,917km
- 実施日時:2023年9月29日 11:00 – 18:00
- 点検費用:無料(新車6ヶ月点検)
点検項目はエンジンが無い分少ないです。
一通り点検していただきました。
タイヤ空気圧をあえて前後2.7にしていたのですが、言い忘れていたので規定値2.5に下げられていました。。。
リコール(改善対策)・サービスキャンペーン
今回は初回点検と一緒にリコールとサービスキャンペーンもあり、それらの作業も行っていました。
BYDがディーラーが家から遠いので一緒にできて助かります。
リコール等の内容はBYDのリコール情報ページに載っています。
国土交通省のHPにも2023年8月23日付でリコール・改善対策の届出がでていました。
改善対策1(E-Call 送信データ設定について)
国土交通省HP リコールの届出について(BYD ATTO 3)
通信モジュールが事故時にちゃんと通報しないという内容です。
そもそも通信機がついていない車もある中で、これに関して保安基準があるなんて知りませんでした。。
でも、基準に適合していなかったらリコールとなって当然ですね。
不具合件数「0」なのにどうやって発見されたのでしょうかね?
対策プログラムに更新とのことで、もちろん実施後の変化は感じません。
改善対策2(直前直左の視認性について)
また、改善対策としてカメラ画像切り替わりの不具合としてソフトウェアアップデートが実施されました。
こちらも同日に届出がされています。
カメラ画像の切り替わりについてのものですが、私は後退時に後方がちゃんと映れば問題ないと思っていたので全く気になっていませんでした。
プログラム変更後、こちらも変化はよくわかりません。。。
改善対策3(アンサーバック灯火について)
リモコンでドアを開錠した際の点灯方法が国内の基準に合っていないようです。
正直、ユーザーとしてはこれで危険になるとも考えにくくどうでも良いことですが法規に準拠していないというのはダメですね。
サービスキャンペーン(SIMカード交換対応)
最後に、一番ユーザーとして影響のある変更がありました。
通信用のSIMカードは従来1GB/月までしか通信できなかったのですが日本の携帯キャリア用SIMカードに交換して2GBまで使用可能となりました。
今までのSIMカードはどこのだったか謎ですが、ちゃんと国内用(ソフトバンクらしい)回線となって容量も増えたので良かったです。
今までは1GBしかないということで車に乗るときはスマホのテザリングで通信させていましたが、少しくらい繋ぎ忘れても大丈夫な容量になりました。
ATTO3の車載画面でYouTubeや動画を見ることもあるので助かります^^
その他変化
AndroidAutoが使えるように!
その他の変更点として、センターディスプレイのアップデートが実施され、AndroidAutoが使用できるようになりました!
これはAndroidスマホでBluetooth接続でGoogleマップナビが使えたりスマホの音楽が聴けたりでめちゃ使い勝手が良いです。
特にナビはGoogleのナビやYahoo!ナビが使えるのでかなり良いです。
しかも、無線接続で使えるので置くだけ充電と合わせてUSBコードを接続することなく充電しながら気軽に使えるのですごく便利になりました。
ADASが少し賢くなった!?
まだアップデートしてからあまり走っていないのですが、運転支援機能がより快適になった気がします。
以前はハンドルを持っているのに警告音が頻繁に鳴ったりしていたのですが、アップデート後鳴らなくなった気がします。
気のせいかもしれませんが、運転支援の機能が改善されている気がします。
やはり、BYDは世界中で売れている車なのでデータ蓄積量も膨大で改善する土台はあるのだと思います。
リコール台数は512台
あ、販売台数がこれでわかってしまいましたね。
↓2023年5月12日までの輸入で512台です。
ということは、2月の納車開始から3ヶ月で約500台ということです。
新規参入メーカーとしてはなかなかの販売台数だと思います。
私はまだ一度も他にBYDが走っているところを見たことはありませんが・・・。
まとめ
不具合や事故が0件のうちに、改善するのはまだ販売台数が少ないうちに対策ができて合理的ですね。
ちゃんと対応してくるあたり、BYDも真摯に日本市場で勝負にでている感じがします。
ユーザーとしてはありがたいことです。
今回、リコールと一緒に行ったソフトアップデートで使いやすくなった部分がありました。
これがいわゆるソフトデファインドビークル(SDV)の真骨頂なのでしょうか。
購入した後、ソフト更新でどんどん使いやすくなるテスラは噂に聞きますが、発売して半年程でアップデートしてきたBYDもなかなかすごいです。
次にどんな機能がアップデートされるのかまた楽しみになってしまいます。