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BMW F25 X3 31万キロ超えて初ATF交換実施

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3回目の車検を終え、31万キロを超えたBMW F25 X3のATFを初めて交換しました。

といってもショップ作業ですが。

BMW F25 X3のZF製8速AT(8HP)はすごく良いです!

変速スピードと繋がり、ダイレクト感全て満足しています。

8速ある多段ギアに加えて、ニュートラル状態で滑走する「コースティング」機能もあるので燃費がものすごく良いです。

8HPは登場してから10年以上経過しますが輸入車を中心にかなり多くの車種に採用され続け、2021年現在でも新車に搭載されているところをみると、とても信頼性が高い傑作だということなのだと思います。

そんなATに入っているATFを初めて交換したのです。

先日、ATF交換に関する考察をした記事を書きました。

走行距離が31万キロを超えてしまいました。 ATF交換するかしないか・・ メーカーの交換時期指定は「不要」...

BMWはATF無交換指定ですが、新車から7年経過したこのタイミングで一度だけ交換をする事にしました。

↑交換時の積算距離
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31万キロ無交換AT状態は!?

以前交換を見送った経緯あり

実は以前、約27万キロ時点でATF交換を他のお店で問い合わせた事があります。

BMWのATF交換件数がかなり多いお店でしたが、私の車の走行距離を聞いて未体験の無交換距離だったのでいろいろ相談して交換を見送ったことがありました。

そこでは、圧送式による全量交換ではなかったとうこともあり過走行車には不安もあったようです。

AT内部の状態

今回、交換作業を終えて車を引き取りにいったとき、説明とともに作業時の様子をデジカメ画像で見せていただきました。

交換したATF廃油と、外したオイルパンも確認することができました。

取り外したオイルパンはしばらく立てておき、廃オイルが流れた後の状態でしたが、金属片やドロッとしているようなところとなく思っていたよりも健全な状態でした。

↑外したオイルパン

よく、お客に取り外した直後のオイルパンを見せて「こんなに汚れてる!」ということもあるようですが長年使用したATFが汚れているのは当然なので、変な沈殿物や金属片が混ざっていないかが重要です。

整備したお店のオーナーも、「ほんとに30万キロ?」というくらい意外と少ない汚れ具合だったようです。

↑赤丸部がフィルター部が見えていてここからろ過されたATFが循環しているようです。目詰まりしている様子はありませんでした。

10万キロ程度の車両でもっと状態の悪いATもいくらでも見たことあると言われましたので、状態は比較的良いようです。

交換前後のATF

トルコン太郎で循環させながら圧送交換ですので、廃油と新油が確認できます。

ガラス瓶にも取って新旧オイルを比較してくれました。

↑左の瓶が交換後の状態、右の瓶が排出されたもの

廃油のほうは当然汚れていますが、あまりドロドロのひどい状態ではなく、ちゃんと機能していそうな状態でした。

新オイルは光を当てると透過しますが廃油のほうはあまり光が抜けません。

お店にとっても最長無交換車

今回、お店にとっても過去最長の無交換車作業だったので興味深く車両の状態を見てくれていました。

各所に漏れもなく距離の割には状態が良かったので、車にとって良い使われ方だったということみたいです。

私のように街乗りはほとんどなく、高速度路で7~8速ギアでの走行が9割以上というだいぶ特殊な乗り方していると走行距離はあまり関係ないみたいですね。

使用したATF

国産高級オイルブランドのワコーズプレミアムSです。

BMW純正ATFよりは安いですが、今回の交換費用の中でこのオイル代が一番高いです。。

フィルターとスリーブも同時交換

ATF交換と一緒に、フィルター一体型のオイルパンと、ハーネスを接続するためのスリーブも交換してもらいました。

↑黄色丸がハーネス用スリーブ。

この、スリーブからの漏れがBMWは非常に多いそうです。

オイルパンを外したときにしか交換できないめのなので、年数が経っている車両は一緒に交換したほうが良さそうです。

添加剤SOD-1も投入

お願いしたショップで取り扱っていて、ATF交換といえばこれもセットでした。

何度も交換するエンジンオイルへの添加剤は正直、コスパが悪いと感じていて入れたことはありませんでしたが、ATFはおそらく今回一度きりの交換なので添加剤使用もありかなと。

かかった費用

今回、ATFと一緒に前後デフオイルとトランスファーオイルも交換してもらいました。

デフ・トランスファーオイルもATFと同じくメーカーは無交換指定ですが、最初で最後の交換のつもりで実施です。

  • 前後デフ・トランスファーオイル交換:27,973円
  • WAKO’S ATF P-S 21.5L:66,220円
  • 添加剤SOD-1:18,040円
  • フィルター一体のオイルパン:30,800円
  • スリーブ:6,600円
  • Oリング:6,652円
  • ATF作業工賃:29,700円

合計で税込182,900円(端数調整)でした。

かなり費用はかかりましたが、作業内容から考えて妥当な金額だと思います。

交換してみての感想

ATF交換後は、走り出してすぐに、「軽さ」を感じることができました。

AT変速も交換前よりスムーズになった気がします。

私的には劇的な変化はなかったので、逆に安心しました。

31万キロ無交換でいたATFでしたが、ちゃんと機能は果たしていたようです。

デフ、トランスファーオイルも一緒に交換しているので走行抵抗は少し減っていると思います。

燃費も少し良くなっている雰囲気ですのでしばらく走ってみて検証してみたいと思います。

まとめ

お願いしたショップは本当に知識と経験豊富で安心して作業を任せることができました。

ATFはメーカーが無交換の指定としているのは、交換による漏れ発生があるのも理由のひとつだと思うのでショップ選びは重要です。

お願いしたお店はトルコン太郎による圧送交換が可能で、30万キロ超え無交換の車両にもかかわらず確実に交換していただけました。

消耗部品の交換時期は単純に距離だけでは判断できないということが改めて実感できました。

無交換指定のATFですので、交換をするのであれば慎重に判断して適切な時期で行うと良いですね。

ATFについては「普通」の乗り方をしていれば距離にかかわらず7~8年は本当に交換不要だと思います。

今回、新車から7年経ち、劣化が心配でこの先を考えて交換したのが私のパターンです。

私のF25 X3はATが壊れない限りこの先ATF交換はしないと思います。

まさに今回が最初で最後のATF交換のつもりです。

現在31万キロで、あと20万キロくらい乗って50万キロ行ければすごいなぁっと思っていますが夢ではなさそうです。

まだまだ調子よく無事故でF25 X3を乗れるよう頑張ります!

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