インナーガレージに設置する棚製作の続きです。
先回までの記事で実際に作業を始めて、柱と梁(はり)受けを設置してメインの梁をかけることができたので、今回は棚板を取り付けて完成編になります。
もくじ
塗装
作業工程が前後してしまいますが、柱と使用する部材はすべて塗装しました。
棚の設置場所はガレージ内入口付近ですが、ほぼ室内使用する棚ですので劣化の心配はあまりありません。
一度組んでしまうと塗装がかなりやりにくいので、部材を組みあげる前にすべて塗装しました。
塗料はホームセンターで買った水性ウッドステインのクリアです。
トレイと刷毛はダイソーで買ったものを使用しました。
塗料はクリアなので、一通り塗ったあとも塗っているのかいないかわからないくらいの感じです。
梁を補強
塗装が終わって乾いたらあとは組み付けるだけなので終わりが見えてきました。
間口のスパンが3.4mもあるので、2×8材を縦にして強度を持たせていますがより強固にする為に補強しました。
2×8材の内側に2×4材をそれぞれ打ち付けて補強します
↑こんな感じで2×4材を内側に設置して、補強すると同時に棚板を受ける役割も持たせました。
天然木なので歪みがあってそれをクランプで補正しながらコーススレッド(ネジ)止めしていきました。
なかなか大掛かりな作業となっています。
棚板を設置
いよいよ最後に棚板を設置します。
上の棚
棚板は梁の幅に合わせて1×4材をカットして準備。
補強の2×4材の上にぴったりハマるサイズで棚板の1×4材を切ったので、ネジ止め固定はせず置いておくだけにしてあります。
上に置くものによって自由に動かせるような状態としました。
固定をしなくてもピッタリサイズなので落ちてくることはありません。
後々必要であれば棚板増やすこともできますし、ひとまず十分そうです。
下の棚
さらに、棚板とは別に梁の下部にも長尺物を置けるように2×4材を設置しました。
これでかなりガッチリしていて人がぶら下がったり上に乗っても大丈夫なくらい強度はあります。
完成!
ついに完成です!
物を置いた状態がこちら↓
想定通り、長尺物を効率よく上部の空いた空間に収納することができています。
また、高さは2300mm確保していますので、G05 X5にルーフボックスを取り付けても通れるよう余裕あるサイズです。
照明を設置しているダクトレールが棚とかぶってしまいましたが、まぁ仕方ありません。
いまのところ問題なく照らせています。
今まで邪魔だった大きくて重さのあまりないものを上部空間活用して置けるようになって大満足です。
棚製作を終えて
ガレージ内って物が結構多いです。
戸建て住居をみると屋外に物置を置いている家がかなり多いですが、うちはインナーガレージがあるので全部中に収めています。
でも、整理できるようにしていないとすごく狭くて使いにくくなってしまいます。
今回、大きな棚を作成したことで長尺物のスキーなどを空いている上部空間を利用して収納できるようになったのですごく満足です。
かかった費用
今回の棚製作にかかった材料費は3万円以内です。
もっと木材を安く入手できればより費用は安くできたと思いますが、すべてホームセンターで入手したものですのでまぁこんなもんかなと思っています。
注文住宅完成後に自分で改修するメリット
新築時に大工さんに頼んで製作してもらうのが一番収まりもよいのですが、家の計画時にガレージにお金をかけることは、妻から厳しく許されなかったので今回のDIY作業になっています。
DIY作業することで、多少節約にはなったと思います。
今回の棚は計画から完成まで3ヶ月くらいかかっているので時間的には日々の生活のなかで大変でした。
でも自分でやることで良い経験にもなりましたし楽しみながら製作できたのですごく良かったです。
また、実際に住んでみてからでないとわからない使い勝手もあったので、必要になった時点で収納棚を使いやすいように作れたのはDIY製作のメリットだなと実感しています。
他にもガレージ内収納をDIY製作しているので、またまとまったら記事にしようと思います!
完