インナーガレージ付きの注文住宅が建って、住み始めてもうすぐ5年になります。
この記事、実は入居2ヶ月目に書き始めて下書きのまま止まっていました。
せっかくなので、5年近く使った今の状態まで含めて書き直すことにしました。
今回は造作洗面台に自動水栓をつけた話です。
既製品の洗面化粧台を1台まるごと買って、ボウルと水栓だけを造作カウンターに移植しました。
洗面台に自動水栓は絶対つけたかった
計画のときに、洗面台だけは譲れない条件がありました。
トイレに手洗いを作らなかった
我が家はトイレの中に手洗いを設置していません。
すぐ近くに洗面台を配置して、トイレのあとの手洗いはそこでする、という間取りにしました。
外から帰ったときの手洗いも、賃貸のころから洗面台でする習慣がついています。
つまり、家の中でいちばん汚れた手で触る水栓ということになります。
汚い手でレバーを操作して、洗い終わった濡れた手でまた同じレバーを触って止める。
これがずっと不衛生だなと思っていました。
水栓は少ないほうが掃除が楽
水回りは汚れるし掃除も大変なので、水栓の数は最小限にしたいという話にもなりました。
トイレに手洗いを作らなかったのもそれが理由です。
そのぶん、残った1台の洗面台には自動水栓を入れる。
手をかざせば水が出るあれに、ずっと憧れていました。
造作にすると自動水栓がなかった
我が家の工務店は造作家具や造作洗面台が得意で、見学会や施工事例で見た洗面台がどれも素敵でした。
契約の前後で見せてもらううちに、気持ちはすっかり造作に傾いていました。

ショールームで既製品も見た
一方で、お風呂やキッチンの検討もあったのでショールームには何度も足を運びました。
そこで既製品の洗面化粧台も一通り見ています。
自動水栓が選べるのは、当時のLIXILだとエルシィくらいしかありませんでした。
工務店で扱える他メーカーも見せてもらいましたが、結局これが一番良さそうだという結論になりました。
既製品のボウルを流用する事例がある
造作洗面台を調べていると、既製品の洗面台のボウルを使って造作している事例をいくつも見かけました。
ピアラのボウルだけを造作カウンターに落とし込んでいる例などです。
見た目はすごく良いのですが、その組み合わせだと自動水栓はついてきません。

そこで、自動水栓がついている洗面台を丸ごと買って、必要なところだけ使えばいいのでは、と考えました。
エルシィを買って必要なところだけ使った
選んだのはLIXIL(INAX)のエルシィ、型番はLCY1N-905JY-Aです。
間口900mmのタイプで、タッチレス水栓のナビッシュがついてくる仕様でした。

これを1台まるごと買って、工務店に加工してもらいました。
使ったのはボウルと水栓とカウンターの部分だけです。
造作のカウンターに落とし込む形で納めてもらいました。

現場に届いた箱を見たときは、これを切るのかと思ってちょっとドキドキしました。

加工しても保証は有効だった
気になったのは保証です。
既製品を切って造作に組み込んでしまったら、メーカー保証はどうなるのか。
これは工務店からLIXILに確認してもらいました。
ボウルと水栓の部分については、加工しても保証は有効という回答でした。
さすがに自分で切ったら話は別だと思いますが、工務店経由で確認を取ってもらえたのは安心材料になりました。
5年近く使って水栓のトラブルはゼロ
入居が2021年10月なので、そろそろ5年です。
自動水栓は一度も壊れていません。

センサーの反応が悪くなったこともないし、水漏れもありません。
そしてこれが思っていた以上に良かったのですが、上から水が落ちてくる形なので水栓のまわりが汚れにくいです。
カウンターに立つタイプの水栓だと、根元に水が溜まって水垢の輪ができますよね。
あれがほとんど発生しません。

杉のカウンターとの取り合いも、5年経ってめくれたりしていません。

5年経ってこの状態を保てているので、掃除の手間で選んだ判断は正解だったと思っています。
なお、当時選んだエルシィは今はもう生産終了しています。
2026年8月時点でLIXILのタッチレス水栓ナビッシュが選べるのは、ルミシス・クレヴィ・カスタムバニティのあたりです。
エルシィの後継にあたるのはクレヴィなので、同じことをやるなら今はそこから探すことになりそうです。
現行のラインナップはこちらで見られます。
余ったキャビネットはガレージの作業台になった
さて、ボウルと水栓だけ使ったということは、下のキャビネットが丸ごと余ります。
捨てるのはもったいないので、ガレージに運びました。

置いてはみたものの、天板がありません。
カウンターは洗面台側で使ってしまったので当然です。
天板を作って高さを合わせた
隣にステンレスの流し台を置く予定だったので、その高さに合わせて天板を作ることにしました。

枠を組んで、板を加工して、キャビネットの上に載せる形です。

このあたりは2022年の春にちまちまやっていました。

流し台と面が揃うと、一気に作業台らしくなります。

今はDIYの拠点になっている
天板の上は工具を広げる場所になりました。

扉の中には工具やケミカル類が入っています。
洗面台の収納として作られているので、この手のものを放り込むにはちょうどいいサイズでした。

ガレージの収納はこのあとも足りなくなって、壁面に棚を作ることになりました。

洗面台を1台まるごと買うという買い方は、一見すると無駄が多そうに見えます。
でも余ったキャビネットがガレージで4年働いているので、結果的には全部使い切ったことになりました。
まとめ
造作洗面台に自動水栓をつけたいなら、既製品を買って加工してもらう方法があります。
我が家はLIXILのエルシィを1台買って、ボウルと水栓とカウンターだけを造作に落とし込みました。
保証はメーカーに確認してもらい、ボウルと水栓については加工しても有効という回答をもらっています。
5年近く使ってトラブルはゼロで、上から吐水するタイプなので水栓まわりも汚れません。
余ったキャビネットはガレージで作業台になりました。
家づくりのときの判断って、答え合わせができるのが何年も先なんですよね。
これは正解だったと胸を張って言える数少ないひとつです。
住んでみてから答え合わせができた話は、風呂の窓のときにも書きました。

注文住宅として建てたインナーガレージつきの我が家のことも、何かあれば掘り起こして記事にしていこうと思います。
