EVの充電ネタです。
もくじ
EVは充電に時間かかり長距離走れない
電気自動車って充電に時間がかかる、長距離走れないとかのネガティブなイメージがありますよね。
実際にBYD ATTO3を2023年に購入して1年以上使用しましたが、確かにその通りだなと思います。
自宅充電は超便利
EVの充電に時間かかるのは確かです。
でも、EVって実際に所有してみて決して不便ということはなくめっちゃ便利です。
普段は自宅充電のみでBYD ATTO3を運用していて全く不便は感じていないのは、給油のためにガソリンスタンドへ行く手間がないためだと思います。
残量がほぼナシで自宅にたどり着いても、コンセントに繋いでおけば翌朝までに充電できているので時間の節約にもなっています。
普段は週1度程度の充電
そもそも、そんな電池残量ギリギリでたどり着くシチュエーションはほとんどなく、普段の使用では週1度程度夜間に充電すれば良い程度です。
同じような使い方をしていた以前乗っていたガソリン車は2~3週に1度はガソリンスタンドへ給油のために行ってたのでそれに比べたらずっと楽チンです。
ガソリン燃費換算の充電コストは55.25km/L
充電をするには電気料金がもちろんかかるのですが、ガソリン車と比較してどれくらいのコストなのか燃費換算で比較してみました。
計算の前提
前提は以下として計算しました
- 電気料金:20円/kWh (関西電力の夜間料金 燃料調整費、再エネ賦課金込みの概算)
- EV電費:6.5km/kWh (BYD ATTO3の普段乗り累積電費)
- ガソリン単価:170円/L (レギュラーガソリン)
1000km走行に必要な電力量と料金で計算
1000km走行に必要な電力量→電気代→同価格で入れられるガソリン量計算で、EV充電コストをガソリン燃費に換算してみました。
1000km ÷ 6.5km/kWh = 153.84kWh (必要電力量)
153.84kWh x 20円/kWh = 3076.8円 (←1000km走行時の電気代)
↓
3076.8円 ÷ 170円/L = 18.10L (電気代同等で入れられるガソリン量)
つまり、ATTO3走行1000km分の自宅充電器電気代で入れられるガソリン量は18.1Lということです。
これを燃費に計算し直すと、
1000km ÷ 18.1L = 55.25km/L
ということになりました。
燃費55km/L!
すごいですね。
電力単価で大きく変わる価値
これは自宅充電の安い夜間電力単価だから燃費55km/L相当の価値が実現できていますが、電力単価が倍の40円/kWhだとすると燃費換算は単純に半分の約27.6km/Lということになります。
小型ハイブリッド車であれば実燃費27km/Lは実現可能ではありますが、55km/Lはまず無理ですのでEVのほうが走行コストはかなり安いといえます。
充電コストは自宅充電以外だと大きく変わってきます。
例えば、従量課金をしている充電プロバイダーの電力単価は下記通りです。(2024年10月時点)
- FLASH:66円/kWh https://ev-charger.jp/howtouse/
- PowerX:85円/kWh https://power-x.jp/en/newsroom/powerx-launched-powerx-charge-station
- Wecharge:60円/kWh https://www.wecharge.com/charge
電力単価55円/kWhくらいまでで充電できればガソリン燃費相当で20km/L以上になりそうですのでまぁ悪くないですが、それ以上だとガソリン車よりも高コストになってしまいます。
数は少ないですが安い充電料金で利用できるところもありますが、わざわざ安い充電スポットを探し回るのも本末転倒なのであまりやろうとは思いません。
そもそも自宅充電よりも安いところってなかなかないです。
これらを考えると、外出先での充電はコスト的なメリットはあまりないと言えます。
自宅充電は最強!
外出先での充電はコストが高いだけでなく、現時点でのEV運用の大きなデメリットである「充電に時間がかかる」というのが気になることもありそうです。
一方、自宅充電であれば良いことしかありません。
実際、外出先での充電が必要になったことは1年半くらいATTO3を所有してきて一度もありませんでしたので、自宅充電の快適性だけを感じていました。
まとめ
EVは充電に時間がかかる、長距離走れないのは確かですが、用途が合えばすごく快適で燃費55km/L相当と超低コスト運用ができます。
私はセカンドカーとして毎日の送迎や近所の買い物、近場のお出かけとしてBYD ATTO3を使っていますが快適すぎてもうガソリン車には戻れません(セカンドカーに限ってです)
EVはまだまだ用途を選ぶ乗り物ですが日本メーカーもどんどん魅力的な車種を販売してほしいですね。
2024年時点で日本国内には充電インフラも発展途上ですし、充電性能が優れた庶民に手の届く価格の車種もない状況ですが今後数年で状況が変わる可能性はあると思います。