我が家は関西電力の「はぴeタイムR」で、屋根の太陽光は2021年度のFITで売電19円/kWhです。
7月に、政府補助金のおかげで夜間の実質単価が19円を割ったので、エコキュートを夜間の沸き上げに戻しました。

その補助金が9月使用分で終わり、さらに11月1日からははぴeタイムRの単価そのものも上がります。
計算してみると、次の検針日(10月9日)からは夜間の実質単価が23円台。売電の19円より4円以上高いので、昼の太陽光を自家消費する作戦にまた戻すことにしました。
補助金が終わるのは全国共通なので、夜間の安いプランで太陽光を載せている家は、10月の検針日から電気の使い方を見直したほうがいいかもしれません。その根拠の数字を書いておきます。
もくじ
9月分の検針票で答え合わせ
まずは届いた9月分(8/10〜9/8使用)の内訳です。

燃料費調整が1kWhあたり−70銭。補助金4.5円が燃料費調整から差し引かれているので、マイナスになっています。
ナイトタイムは4,441円93銭で289kWh分。夜間1kWhあたりにすると18.08円で、7月の記事で見込んだ17.8円とほぼ同じでした。
ところが右側に載っている次の10月分(9/9〜10/8使用)の燃料費調整は86銭。7月の記事では18.8円と見込んでいた9月使用分は、計算し直すと19.64円です。
燃料価格が上がった分、補助金があっても実はもう19円を超えていました。。。
次の検針日から夜間は23円台
夜間(ナイトタイム)1kWhあたりの実質単価を、検針期間ごとに並べます。
| 項目 | 8/10〜9/8 | 9/9〜10/8 | 10/9〜10/31 | 11/1〜 |
|---|---|---|---|---|
| 料金月 | 9月分 | 10月分 | 11月分 | 11月分 |
| ナイトタイム単価 | 15.37円 | 15.37円 | 15.37円 | 16.00円 |
| 電化割引(−5%) | −0.77円 | −0.77円 | −0.77円 | −0.80円 |
| 燃料費調整(補助前) | +3.80円 | +4.36円 | +4.75円 | +4.75円 |
| 再エネ賦課金(2026年度) | +4.18円 | +4.18円 | +4.18円 | +4.18円 |
| 政府補助金 | −4.50円 | −3.50円 | なし | なし |
| 夜間の実質単価 | 18.08円 | 19.64円 | 23.53円 | 24.13円 |
| 売電19円と比べて | 夜が得 | ほぼ互角 | 自家消費が得 | 自家消費が得 |
燃料費調整は関西電力の公表単価(補助金を差し引く前の値)、補助金は別の行に分けています。
10月9日からの検針期間は、補助金の3.5円がなくなるのに加えて、燃料費調整も4.75円に上がります。
補助金は9月使用分で終わり
今年の夏の補助金は、低圧で7月使用分−3.5円、8月使用分−4.5円、9月使用分−3.5円/kWh。
関西電力の料金月でいうと8月分・10月分が3.5円、9月分が4.5円で、10月使用分からは値引きがありません。10月5日時点で、冬の補助金があるかどうかの発表はまだないようです。
11月1日からはぴeタイムRの単価も上がる
託送料金(送配電網の利用料)の見直しで、11月1日から関西電力の料金単価が変わります。はぴeタイムRはこうなります。
| 項目(税込) | 10月31日まで | 11月1日から |
|---|---|---|
| 基本料金(10kWまで) | 2,409.40円 | 2,842.84円 |
| デイタイム(夏季) | 28.87円 | 29.59円 |
| デイタイム(その他季) | 26.24円 | 26.96円 |
| リビングタイム | 22.80円 | 23.52円 |
| ナイトタイム | 15.37円 | 16.00円 |
電力量の単価はどの時間帯も0.6〜0.7円くらいの値上げですが、基本料金が月400円以上(電化割引後)上がるのはけっこう効きます。
10月9日〜11月8日の検針期間は途中で単価が切り替わるので、11月分の検針票は日割りになりそうです。届いたら答え合わせしようと思います。
5月からの夜間単価の推移
はぴeタイムRにしてからの5月使用分から並べるとこうなります。

緑の帯が政府補助金の値引き分です。19円を下回ったのは補助金が入った7〜8月使用分だけで、補助金がない5〜6月は21円台でした。
補助金が切れた10月使用分は23.5円、11月1日以降は24.1円です。11月使用分は燃料費調整がまだ出ていないので、11月分と同じ4.75円で仮置きしています(白抜きの点)。
補助金が入らない限り、夜間が19円を割ることはしばらくなさそうです。
昼の太陽光を自家消費すると1kWhあたり約5円得
エコキュートやEV充電のように、時間をずらせる電気で考えます。
- 昼の太陽光でまかなう=19円で売れた電気を使う=実質19円
- 夜間に買う=10月中は23.53円、11月からは24.13円
差は1kWhあたり4.5〜5.1円。仮に月100kWhを夜から昼へ移せたとすると、月450〜510円くらいの差になります。
なので、エコキュートは昼の沸き上げに戻そうかなと思っています。
EVの充電も、Home Assistantで太陽光の余りだけを使う昼の制御をすでに組んでいるので、そちらを中心にしていこうと思います。

ただ、昼に発電が足りないとデイタイムで買うことになり、11月からは実質34円台。夜間よりも10円以上高くなります。
雨の日は夜間に沸き上げると思います。
毎回切り替えるのがめんどくさくなったら、うちのパナソニックのエコキュートについている「スマートソーラーチャージ」を使うつもりです。
前日の18時30分以降に、翌日の日射量と気温の予報から太陽光の余りを予測して、まかなえそうな日は夜間の沸き上げを減らして昼にも沸き上げてくれる機能です。

ただ、全部を昼に回すわけではなく、夜間と昼間に分けて沸き上げるイメージです。余りが足りないと予測した日は昼に沸き上げないこともありますし、気温も判断に入るので、晴れ予報なら必ず昼、というわけでもなさそうです。

アプリでは、沸き上げる時間帯(9時〜17時の間で最大4時間)と太陽光パネルの容量を設定します。うちは9時〜14時の4時間、パネルは5.5kWにしてみました。右の画面のように、翌日の1時間ごとの日射量の予報も見られます。

太陽光がある家は夜間の実質単価を確かめてみてください
補助金が終わるのは全国どこも同じなので、夜間の安いプランで太陽光を載せている家は、うちと同じように損得が入れ替わっているかもしれません。
自分の家の数字は、検針票(Web明細)があれば出せます。
- ナイトタイム(夜間)の電力量単価を見る(料金メニューのページか明細の単価欄)
- 電化割引などの割引があれば差し引く(はぴeタイムRは電力量料金の5%)
- 燃料費調整単価と再エネ賦課金(2026年度は4.18円)を足す
- 補助金の値引きがあれば引く(10月使用分からはなし)
出た数字が売電単価より高ければ昼の自家消費、安ければ夜に買うほうが得です。
住宅用の売電単価は設置した年度で決まっていて、2022年度以降は17円以下。うちの19円より安いので、自家消費が得になる幅はもっと大きいかもしれません。
東京電力・東北電力・北海道電力・九州電力など、ほかの大手電力の夜間向けプランも同じように比べてみたいので、次の記事でまとめようと思います。
まとめ
はぴeタイムRの夜間の実質単価は、補助金の終了と11月1日の単価見直しで、19円台から23〜24円台に上がります。
売電が19円の我が家では、補助金がない時期は昼の太陽光を自家消費したほうが得。夜に寄せていたエコキュートを、また昼の沸き上げへ戻そうと思います。
7月に夜間へ切り替えてから、3か月での出戻りです^ ^
冬の補助金が決まって夜間が19円を割るようなら、また計算し直してみようと思います。
参考(公式)
- 関西電力:燃料費調整制度・単価(料金支援策=政府補助金の反映額と、月ごとの燃料費調整単価)
- 関西電力:2026年11月分電気料金の燃料費調整等(2026年9月29日)(11月分の燃料費調整単価+4円75銭)
- 関西電力:託送供給等約款の変更に伴う電気料金の見直しについて(11月1日からのはぴeタイムRの見直し後単価)
- 関西電力:はぴeタイムR 料金メニュー(時間帯の区分・電化割引)
- 資源エネルギー庁:FIT・FIP 買取価格(住宅用の売電単価・年度別)
- 経済産業省:2026年度の再エネ賦課金単価(1kWhあたり4.18円)
