うちはラズパイのHome Assistantで、EV充電やエコキュート、全館空調を動かしています。
Home Assistantは基本的に家の中で動いていて、外から操作するときはVPNで家のネットワークにつないでいました。
MatterでAlexaとGoogle Homeにつないでみたら、VPNなしで外からも操作できて、声でも操作できるようになったので紹介します。発電が何kWあるかも声で聞けますが、答えは「何度」で返ってきます^ ^

もくじ
Matterで外からHome Assistantを操作する仕組み
Matterは、メーカーが違うスマートホーム機器をつなぐための共通の規格だそうです。私も今回初めて知りました。
Home AssistantのアプリにあるHome Assistant Matter Hub(無料)を入れると、Home Assistantの機器をMatterの機器としてAlexaやGoogle Homeに見せられます。
Claude Codeの説明だと、流れはこんな感じです。
- 外のスマホからAlexaやGoogle Homeのアプリで操作する
- 一度AmazonやGoogleのサーバーを通る
- 家のEchoやGoogle Home miniからMatterでHome Assistantに届く
こちらからネットワークのポートを開ける必要がないので、入口を外に開けずに済みます。
VPNは残していますが、エアコンを入れるくらいなら、これでVPNにつながなくてよくなりました。
AlexaとGoogle Homeにつなぐ
Alexaの設定
Alexaアプリのセットアップで赤丸のMatterを選び、Matter Hubの画面に出ているコードを入力します。インストールから設定まで、ほとんどClaude Codeに言われたとおりに進めました。
しばらくすると「riddixハブと7個のデバイス」が見つかりました。

そのあと機器ごとに種類を聞かれます。最初は暖房・冷房・充電を別々の機器で作っていたので、一覧がこんな感じでした。この時点では「デバイスが応答していません」と出ています。

別々だと「暖房をつけて」と「エアコンを1度上げて」で呼ぶ機器が変わります。そこで赤枠の「家のエアコン」1台にまとめてもらいました。
左が暖房中、右が止めているときの画面です。Alexaアプリから温度もモードも変えられて、実際に外からも声でも動きました。

Google Homeの設定
同じものをGoogle Homeにもつなぎました。Matter Hub側で追加用の窓を開いてもらい、Google Homeアプリに同じコードを入れます。
途中で「未認定のデバイス」という警告が出ます。
個人で作られたソフトなので認定は受けていないようです。私は「このままセットアップ」で進めました。

認証情報の生成が終わると、Google Homeアプリに機器が並びました。赤枠のところが、Home Assistantからつないだ発電、充電、購入電力、売却電力、家のエアコンです。

エアコンを開くと、モードや室内温度も出ます。

AlexaとGoogleへの見せ方を工夫した
AlexaもGoogle Homeも、知っている種類の機器しか扱ってくれません。そこで、Home Assistantの中身を、それらしい機器に見せています。
| 見せたいもの | 見せ方 | できること |
|---|---|---|
| 全館空調 | サーモスタット | 温度の上げ下げ、暖房・冷房の切り替え |
| 発電・買電・売電 | 温度センサー | 「何度」で今の電力を聞く |
| EV充電 | 照明 | オンオフと、明るさの%で充電の電流を変える |
Claude Codeに「こういう操作がしたい」と伝えたら、この見せ方を提案してくれました。
発電は温度計として聞く
100Wが1度
発電量を単位どおり聞く機器がないので、温度計として出しています。
100Wで1度なので、32度なら3.2kWです。上のGoogle Homeの画面だと、発電10度が1kW、売却電力4度が400W、購入電力0度は電気を買っていないという意味です。
単位はどうしても温度になってしまいますが、今どれくらい発電しているかは声で分かります。
「売電」と「買電」は聞き分けられない
最初は名前を売電と買電にしていました。ただ、どちらも「ばいでん」なので区別できません。
「売ってる電気」「買ってる電気」も試してみて、結局「売却電力」「購入電力」に落ち着きました。
作り直している途中では、Alexaに「非対応」と出ることもありました。Claude Codeによると、Alexaは最初に登録したときの機能を覚えてしまうそうです。機器を作り替えたら、Alexaアプリで一度削除して探し直しています。

定型アクションで短く聞く
毎回「発電は何度?」と言うのも変なので、Alexaの定型アクションに登録しました。
「アレクサ、発電ある」「発電は」「発電足りてる」「今の発電は」のどれかで、「発電は何度?」と聞いたことにしてくれます。

こう聞くと、Alexaが「◯度です」と答えてくれます。発電の話なのに何度と言われるのは少しおかしいですが、今どれくらい発電しているかは分かります。
「全部消して」で充電まで止まった
EV充電は照明に見せているので、Google Homeの画面の「オン・23%」は、上限23Aという意味です。
便利なのですが、照明なのが落とし穴でした。
10月31日、家の照明と一緒にEVの自動充電がオフになっていました。Alexaが照明を消すときに「充電」も照明として一緒に消していたんです。
Alexaのグループから外しても、同じ日にまた2回消されました。結局Alexa側の「充電」は無効にして、充電はGoogle Homeのほうから操作するようにしました。
同じことをする場合、照明に見せかける機器には気をつけたほうがよさそうです。
まとめ
MatterでAlexaとGoogle Homeにつないだことで、VPNなしで外から全館空調を操作でき、声でも操作できるようになりました。発電も、何度という答えではありますが声で聞けます。
設定はほとんどClaude Codeに任せました。Matterの中身は、私はほぼ分かっていません。
細かい操作は、VPNでつないで自作のパネルからやっています。
自作のパネルの話はこちらです。

新しい使い方や困ったことが出てくるようなら、また記事にしようと思います。
Home Assistantを動かしているラズパイの話はこちらです。

