大手電力10社の夜間料金を比較|太陽光がある家は昼に使おう|電気代見直し②

太陽光・EV充電

 

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前回、関西電力のはぴeタイムRで、補助金が終わる10月から夜間の実質単価が23円台に上がる話を書きました。

関西電力はぴeタイムR、10月から夜間23円台|太陽光がある家は昼に使おう|電気代見直し①
関西電力はぴeタイムRの夜間実質単価は、補助金の終了で10月の検針から23.53円、11月1日の単価見直しで24.13円に。太陽光がある家が10月から昼に電気を使う理由と計算をまとめました。

補助金が終わるのは全国共通なので、ほかの地域の夜間料金はどうなっているのか気になりました。

大手電力10社のオール電化向けプランについて、各社の公式ページで単価を調べて、補助金があった9月使用分と、なくなった10月使用分の夜間の実質単価を計算したので紹介します。

うちが使っている関西電力以外は、公式ページを軽く調べて計算した結果です。プランや割引の条件で数字は変わるので、ご自分の契約は各社のページや検針票でも確かめてみてください。

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計算のしかた

9月使用分(10月分の料金)は補助金の最後の月、10月使用分(11月分の料金)は補助金がない最初の月です。夜間1kWhあたりの実質単価を、次の式で出しました。

  • 夜間の電力量単価(各社の料金単価表)
  • 電化割引などがあれば差し引く(料金単価表に載っているものだけ)
  • 燃料費調整単価(10月分・11月分の各社のお知らせ)を足す。9月使用分は補助金3.5円を差し引いた後の値
  • 再エネ賦課金(2026年度は4.18円)を足す

燃料費調整は、離島ユニバーサルサービス調整単価を別に載せている会社は合計した値にしています。

もうひとつ、11月1日から託送料金(送配電網の利用料)の見直しで、ほとんどの会社が料金単価を変えます。10月31日までと11月1日からの両方を並べました。

10社のプランと夜間の時間帯

まず、各社の代表的なオール電化向けプランと、夜間の時間帯です。

会社プラン夜間の時間帯
北海道電力エネとくスマートプラン22〜8時(10時間)+日曜・祝日は終日
東北電力よりそう+スマートタイム平日22〜8時(10時間)+休日は終日
東京電力EPスマートライフS/L1〜6時(5時間)
中部電力ミライズスマートライフプラン22〜8時(10時間)
北陸電力くつろぎナイト1220〜8時(12時間)
関西電力はぴeタイムR23〜7時(8時間)
中国電力電化Styleコース21〜9時(12時間)+休日は終日
四国電力でんかeプラン平日23〜9時(10時間)+休日は終日
九州電力電化でナイト・セレクト21〜7時・22〜8時・23〜9時から選ぶ(10時間)
沖縄電力Eeスマート23〜7時(8時間)

意外と違いが大きいです。東京電力は深夜の5時間だけ、北陸と中国は12時間。

東北・北海道・中国・四国は、休日なら昼も夜間と同じ単価なので、土日に家にいる家なら使い方の幅は広そうです。

10社の夜間の実質単価

単価はすべて税込・1kWhあたりです。まず計算のもとになる単価です。

会社夜間単価(〜10/31→11/1〜)割引燃料費調整(10月分→11月分)
北海道電力29.44→29.52円なし−8.04→−4.54円
東北電力29.86→31.18円なし−10.14→−6.29円
東京電力EP27.86→27.91円なし−9.30→−5.33円
中部電力ミライズ16.52→16.58円なし+0.09→+4.31円
北陸電力26.98円なし−9.82→−6.19円
関西電力15.37→16.00円5%+0.86→+4.75円
中国電力30.35→30.92円なし−11.43→−7.73円
四国電力33.98→34.76円10%−8.83→−5.24円
九州電力14.59→14.57円なし−1.06→+2.63円
沖縄電力34.77→36.66円10%−13.00→−9.20円

10月分の燃料費調整は、補助金3.5円を差し引いた後の値です。これをもとにした夜間の実質単価がこちら。

会社9月使用分(補助金あり)10月使用分(補助金なし)上がった分11/1〜
北海道電力25.58円29.08円+3.50円29.16円
東北電力23.90円27.75円+3.85円29.07円
東京電力EP22.74円26.71円+3.97円26.76円
中部電力ミライズ20.79円25.01円+4.22円25.07円
北陸電力21.34円24.97円+3.63円※
関西電力19.64円23.53円+3.89円24.13円
中国電力23.10円26.80円+3.70円27.37円
四国電力25.93円29.52円+3.59円30.22円
九州電力17.71円21.40円+3.69円21.38円
沖縄電力22.47円26.27円+3.80円27.97円
大手電力10社のオール電化向けプランの夜間実質単価 9月使用分(補助金あり)と10月使用分(補助金なし)の比較グラフ

9月使用分から10月使用分で、どの会社も3.5〜4.2円上がりました。補助金の3.5円がなくなった分に、燃料費調整の値上がりが少し乗っています。

9月使用分では九州が17円台で売電19円を下回り、関西も19円台でほぼ互角でしたが、10月使用分ではそれぞれ21円台・23円台です。

10月使用分は、一番安い九州電力でも21.40円、一番高い四国電力は29.52円でした。

料金単価表の夜間単価だけ見ると、中部・関西・九州が14〜16円台と飛び抜けて安く見えます。ただ、この3社は燃料費調整がプラスで、ほかの7社はマイナス。足し合わせると差はかなり縮まります。

単価表の数字だけで比べると、見誤りそうです。。。

表の注意点

  • 北陸電力:11月分の燃料費調整のお知らせでは、値上がりの内訳は補助金の終了と燃料費調整だけで、11月1日からの単価見直しの記載は見つかりませんでした。
  • 四国電力:単価の見直しは「11月の検針日以降の使用分(12月分の料金)」からです。11月1日からの列は、11月分の燃料費調整で仮に計算しています。
  • 沖縄電力:Eeプラン割引(10%)は月3,300円が上限です。
  • 11月1日をまたぐ検針期間は、新旧の単価で日割りになると、東京電力と九州電力が案内しています。
  • 12月分以降の燃料費調整はまだ発表されていません。

売電単価と比べると

太陽光のFIT(住宅用10kW未満)の売電単価は、設置した年度で決まります。

設置年度売電単価
2019年度24円
2020年度21円
2021年度19円
2022年度17円
2023・2024年度16円
2025年度(4〜9月)15円
2025年度(10月〜)・2026年度24円(〜4年)・8.3円(5〜10年)

2020年度以降に載せた家(売電21円以下)なら、10社どこでも夜間の実質単価が売電単価を上回りました。昼の太陽光で動かしたほうが得です。

2019年度の24円だと、24円を下回るのは10月中が九州電力と関西電力、11月1日以降は九州電力だけです。

2025年10月以降の新しい区分は、最初の4年が24円で、5年目からは8.3円。最初の4年は2019年度と同じ見方ですが、5年目以降はどの地域でも昼の自家消費の差がかなり大きくなりそうです。

うちは関西電力で売電19円なので、エコキュートを昼の沸き上げに戻すことにしました。詳しくは前回の記事に書いています。

まとめ

補助金が終わった10月使用分から、大手電力10社のオール電化向けプランの夜間の実質単価は、9月使用分より3.5〜4.2円上がって21〜30円になりました。

2020年度以降に太陽光を載せた家なら、どの地域でも売電単価より夜間のほうが高い計算です。エコキュートやEVの充電を夜に寄せている家は、昼の太陽光に回すほうが得かもしれません。

ただ、夜間の時間帯も燃料費調整も会社ごとにかなり違います。関西電力以外は軽く調べた結果なので、ご自宅の契約は各社の公式ページや検針票で一度計算してみてください。

冬の補助金が決まったら、また計算し直してみようと思います。

参考(公式)

各社の料金単価・燃料費調整単価は、すべて公式ページ・公式資料から取っています(2026年10月5日確認)。

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