前の記事で、九州旅行の高速代をドライブパスで計算しました。通常のETCなら20,710円のところが20,120円で、差は590円という試算です。

あれはあくまで申し込む前の机上の計算でした。実際にいくらで済んだのかは、走ったあとの明細が確定するまで分かりません。
そしてこの確定が、思っていたよりずっと長くかかりました。走ったのが8月4日と5日で、金額が確定したのが8月26日です。3週間以上、宙ぶらりんのまま待つことになりました。
もくじ
高速代は現金ではなく通勤で貯めた還元額で払った
先に前提の話をします。この旅行の高速代、実は1円も現金で払っていません。通勤で貯めたETCマイレージの還元額をまとめてぶつけています。
平日朝夕割引は翌月20日に還元額として付く
ETCマイレージサービスには平日朝夕割引という仕組みがあります。
平日の6〜9時と17〜20時に地方部の対象道路を走ると、その月の回数に応じて翌月20日に還元額(無料通行分)が付きます。月5〜9回で約30%、10回以上で約50%です。
私の通勤はちょうどこの時間帯に地方部を往復するので、毎月10回以上の枠に入ります。通勤で払った高速代の半分くらいが、翌月に還元額として戻ってくる形です。
この話は6年前にも書いていました。

還元額は割引のない走りにぶつける
ここで大事なのが、還元額は放っておくと勝手に使われるということです。
還元額は次に高速道路を使ったときに自動で充当されます。何もしないと、せっかく50%還元で貯めた分がまた通勤で消えていきます。通勤はもともと実質半額になっているのだから、そこで使ってしまうのはもったいない。
そこでETCマイレージのアカウントを2つ作って、カードを通勤用と旅行用に分けています。通勤では還元額の付かないカードを挿しておいて、還元額は温存する。旅行や帰省のように割引の効かない時間帯に走るときだけ、還元額の入ったカードに差し替えます。
毎月20日に還元額をチェックしてカードを入れ替える、というのをずっと続けています。

なお、ドライブパスのほうは同じカードで年4回まで申し込めるので、今回の中国と九州の2プランは旅行用の1枚にまとめています。
ドライブパスの割引は走った直後の明細には出ない
ここからが今回の内容です。
帰った週は全部「確認中」で通常料金のままだった
旅行から8月9日に帰って最初に明細を見たのが8月12日でした。

パスの対象だったはずの区間まで、通常料金でしっかり引かれています。玉島から小郡が6,200円、小郡から宇佐が4,070円、宇佐から佐伯が2,880円。合わせて13,150円ぶんです。
申し込んだのに効いていないのかと思って、少し不安になりました。
よく見ると備考の欄が全部「確認中」になっています。ETC利用照会サービスのほうにも、備考が確認中から確定に変わるまで最長で約3週間かかると書いてありました。まだ料金が決まっていない状態だったわけです。
翌週には8月4日の分がまるごと消えた
次に見たのが8月18日です。今度は別の意味で驚きました。

8月4日の分が、行ごとまるっと消えています。パス対象だった4区間がそっくりなくなって、引かれていた分が残高に戻っていました。
計算をやり直している最中なのだろうとは思いましたが、消えたまま何日も動かないと落ち着きません。この時期はもう記事の下書きだけ作って、数字は空欄のまま置いてありました。
3週間以上たって「企画割引」として確定した
そして8月26日。ようやく確定しました。

消えていた8月4日の分が、区分「調整」・備考「26/08/04分追加修正」の行になって戻ってきました。中身を見て、なるほどと思いました。
- 企画割引(倉敷まで) 8,000円
- 企画割引(宇佐まで) 5,600円
8,000円はぶらり中国ドライブパスの販売価格、5,600円はぎゅぎゅっと九州まんきつドライブパスの北部九州2日間の販売価格です。区間ごとの通行料金がいったん取り消されて、代わりにパスの値段そのものが請求されていました。
パス代はクレジットカードではなくETC側で請求されるので、これも還元額から引かれています。財布からは何も出ていません。
九州旅行のETCプランは結局いくら得だったのか
パスで0円になった3区間を並べるとこうなりました。
| 区間 | 通常料金 | ドライブパス |
|---|---|---|
| 玉島→小郡 | 6,200円 | 0円 |
| 小郡→宇佐 | 4,070円 | 0円 |
| 宇佐→佐伯 | 2,880円 | 0円 |
| 合計 | 13,150円 | 0円 |
| パス代(中国8,000円+九州5,600円) | — | 13,600円 |
この3区間だけを見ると450円の負けです。倉敷と小郡で降りているぶん元は取れているつもりでしたが、思ったほどではありませんでした。
ただ、パスが効いたのはこの3区間だけではありません。エリア外になる区間も、パスのエリアに入るところまでの料金で切られるので安くなります。それを含めて通算すると830円お得でした。
事前に計算した590円より少し大きく出たのは、実際に走ったルートが試算と違っていたぶんです。
正直、金額としては大きくありません。ただ、パスが効いていなかったわけではなく、ちゃんと安くなっていたと確認できたのは大きいです。ドライブパスを使った甲斐はありました。

まとめ
830円という数字だけ見ると微妙ですが、今回の総括はそこではありませんでした。
- ドライブパスの割引は走った直後の明細には出ない。備考が「確認中」のうちは通常料金のまま引かれている
- いったん行ごと消える時期がある。私の場合は走ってから22日目に「企画割引」として戻ってきた
- パス代はETC側で請求される→通勤で貯めた還元額からの利用
- 通行料金だけで見ると830円お得。これに平日限定の15%ポイント還元が乗る
- 高速代そのものは通勤で貯めた還元額で払っているので、財布からは出ていない
EVで走ると充電のために高速を降りることになるので、そのたびに料金が区切られて高くつきます。スーパーチャージャーに寄るために一度降りる必要があるなら、使えるETCプランがないか調べる価値は大いにあります。降りる回数が多いほど効いてくる仕組みなので、EVとの相性はむしろ良いほうだと思います。
そして今回いちばん効いたのは、奥様から「下道で行けばいい」の指令が出なかったことでした。定額だと分かっていると、降りるかどうかで揉めなくて済みます。次に遠出するときも、まず使えるプランがあるかから調べることになりそうです。


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