九州旅行もこの日で5日目、いよいよ帰る日です。小倉から自宅まで、家族4人と4泊分の荷物を積んで帰ります。
帰り道でやってみたい作戦がありました。高速を一度降りて充電すると、出入りのぶんだけ料金が高くつきます。それなら北九州のスーパーチャージャーで100%まで入れて、あとは降りずに大津まで走り切ってしまおう、と。
ついでに24時過ぎてから出口を通れば深夜割引も効きます。
距離はおよそ605km。Model YLの電費が140Wh/kmくらいで収まれば、無充電で610kmは走れる計算です。いけるはずだと思っていました。
前日は宮崎から小倉へ移動して、ホテルの充電器で満充電にしています。

小倉で1日遊んで、日が落ちてから出発した

朝の駐車場です。前日に宮崎から小倉まで走ってきて、ここで一泊しました。

オドメーターは12,828km。宮崎から小倉までの316.5kmは123.2Wh/kmで、旅全体のトリップはここまでで1,343kmになっていました。

この日は昼間ずっと小倉で遊んで、出発は18時ごろにしました。日が落ちてから走れば、エアコンに使う電力がそのぶん減ります。
最終日をまるまる遊びに使えて、電費まで有利になるなら一石二鳥です。
往路より80km長いけど届くと踏んだ
往路では、自宅から山口のスーパーチャージャーまで523.0kmを無充電で走っています。そのときの電費は134.5Wh/kmで、着いたときの残量は7%でした。
今回はそれより約80km長い道のりです。数字だけ見ると足りません。
ただ、往路は昼間の暑い時間帯で、速度もまったく気にせず走っていました。今回は夜でエアコンが軽いぶんと、少し速度を抑えるぶんで取り返せるはず。そう考えていました。
納車2ヶ月・1万キロを走った時点の平均が127Wh/kmだったので、そのあたりまで戻せれば足りる計算です。

北九州スーパーチャージャーで100%まで入れた

17時14分、スーパーチャージャーが近づくとバッテリーの予熱が始まりました。残量39%で、到着まであと600mです。
6口あって使っていたのは1台だけ

ストールは6口。使っていたのは1台だけでした。
夕方のアウトレットの駐車場は車でいっぱいだったので、ここだけ空いているのが少し不思議な感じです。

17時23分、残量39%で挿しました。

挿した直後の車載画面は174kWでした。残り45分の表示です。
この174kWがこの日の頭打ちで、ここから下がる一方になります。残量が39%もある状態で挿しているので、こんなものなんだと思います。
買い物に行くと時間が足りないくらい

充電スポットはTHE OUTLETS KITAKYUSHUの敷地内にあります。隣にはイオンもあって、待ち時間の使い道には困りません。
とはいえ表示は残り45分です。店に入ると全然足りないので、結局あまり奥まで行けませんでした。

アプリ側の記録がこちらです。左の数字は充電を始めてからの経過時間です。
39%で挿して、45秒後の41%が160kW。9分37秒で62%・99kW、17分42秒で75%・63kW、29分02秒で86%まで来ると44kWまで落ちています。
最初の29分で86%まで入るのに、残りの14%に27分かかっている計算です。
18時19分に100%で完了。追加されたのは52kWhで、料金は0円でした。納車のときに付いてきた3年間無料枠があるので、今回も丸ごとタダです。
39%から100%まで、かかったのは56分29秒。45分の表示から少し延びましたが、最後の1割はどうしても時間がかかります。
到着予想はマイナス13%から始まってマイナス17%まで落ちた
出発した瞬間に「72km/h以下で走れ」

18時21分、満充電で出発です。自宅まで605km、着くのは01時17分の予定。
そして到着時の残量予測はマイナス13%でした。
満タンにした直後にマイナス表示を見せられるのは、なかなかこたえます。しかも「時速72km/h以下で走れば残量10%以上で到着できます」とまで言われました。高速道路で72km/hは、さすがに現実的ではありません。
関門橋を越えたら予測がマイナス17%まで落ちた

関門橋を渡って中国道に入ると、アップダウンが続きます。
18時50分の時点で、区間の電費は146.2Wh/km。到着予測はマイナス9%です。ここで警告が「80km/h以下で走れ」に変わりました。
そこから数字はさらに悪くなって、19時17分にはマイナス17%。表示も赤くなって「Charging needed to reach destination」、つまり充電しないと着けませんと出ました。区間の電費は154.3Wh/kmまで伸びています。
この間はトラックの後ろについて、流れに乗って走っていました。それでもまだ足りないと言われるわけで、正直このあたりが一番きつかったです。
作戦、失敗したかな、と思いはじめていました。
出発から2時間ほどでプラスに転じた

ところが20時ちょうど、到着予測がマイナス1%まで戻っていました。区間の電費も131.0Wh/kmです。
山陽道に入って平坦になったのが効いたようです。1時間も経たないうちに16%ぶん改善したことになります。
20時23分には目的地の表示が大津のスーパーチャージャーに切り替わって、そこまで433kmでプラス1%。ようやくプラス側に顔を出しました。
SAで寝る体制をつくって、そこから4時間ノンストップ
途中のサービスエリアで一度だけ停まりました。子どもたちの歯磨きとトイレを済ませて、後席を寝られる状態に整えてから出発です。
21時03分、再スタート。到着予測はプラス2%になっていました。
ここから先は速度を戻しました。マイナスのあいだはトラックの後ろで我慢していましたが、プラスに転じてからは流れに乗って走っています。それでも予測はマイナス1%からプラス2%のあいだを行ったり来たりで、大きくは崩れませんでした。
このSAから大津までは、4時間ノンストップでした。
602kmを無充電で走って大津に残量1.7%で着いた

01時03分、大津スーパーチャージャーに到着。
前回の充電からの区間は602.3km、電費130.6Wh/km、使った電力は78.7kWh、所要は6時間28分でした。
画面には「Low Power Mode is active」と出ていて、セントリーモードも使えなくなっていました。残量1%というのは、そういう状態なんですね。

Energy画面の記録では、到着時の残量は1.7%。予測より0.6%だけ多く使った、という判定でした。
面白かったのはその下です。「東からの4.2km/hの風で、この行程の3.3%を損した」と書いてありました。時速4.2kmの風でそこまで変わるのかと思いましたが、600km積み上げるとそうなるのかもしれません。
ここで計算し直してみると、私の見立てはだいぶ甘かったことになります。78.7kWhというのは走行に使ったぶんで、実際にはここに空調やその他の消費も乗ってきます。
もし出発前に想定していた140Wh/kmのままだったら、600kmの手前で足りなくなっていたはずです。
ナビが出発時にマイナス13%と言ってきたのは、まぁ正しかったわけです。
あれを見て速度をやや抑えたから届いた、というのが実際のところでした。
深夜割引で12,800円が8,660円になった
出口を通過したのは0時58分ごろでした。
高速料金は12,800円のところ、8,660円になっています。4,140円の差なので、これは大きいです。
充電のために一度降りていたら、この割引もなくなったうえに出入りの料金まで乗ってきます。降りずに走り切る作戦は、電気代よりも高速代のほうで効きました。
1.7%から挿して251kW

着いた時点で1.7%なので、表示は2%からのスタートです。スクショを撮り始めたのは14秒後の3%になったところですが、そのときにはもう251kW出ていました。
1%上がるのに15秒ほどしかかからないので、撮っているそばからどんどん進んでいきます。

夜も遅くて早く帰りたかったので、25%まで入れたところで切り上げました。挿してから5分57秒です。
残量を絞りきってから入れると、やはり気持ちいいくらい速いです。
このときのカーブは1%刻みで全部記録してあるので、詳しい中身は充電カーブの記事のほうにまとめます。

まとめ

九州旅行の全行程は1,964km、平均132.0Wh/kmでした。
最終日で分かったのはこの3つです。
- 北九州から大津までの602.3kmは、130.6Wh/km・6時間28分・残量1.7%で走り切れた(家族4人+4泊分の荷物、夜間、エアコン使用)
- 到着予測はマイナス13%で始まってマイナス17%まで落ちたが、平坦区間に入った43分でマイナス1%まで戻り、以降はマイナス1%からプラス2%のあたりで持ちこたえた
- 深夜割引は0時58分の出口通過で効いて、12,800円が8,660円(4,140円引き)
残量1.7%は、少しビビって余らせてしまった感じです。きっちり0%になるようもう少し速度を上げていれば、あと数分は早く着けたかもしれません。
とはいえ、途中で降りずに帰ってこられたのは気分が良かったです。次の長距離も、600キロ程度であればまずはこの作戦から考えてみます。
