次の目的地でちゃんと充電できるだろうか。
EVで遠出をしていると、この不安がいつも頭の片隅にあります。
そして不安があると、つい「今のうちに多めに入れておこう」と考えてしまいます。
でも、みんなが多めに入れれば充電器はなかなか空きません。
空かないから次で入れられるか不安になって、また多めに入れる。この悪循環が、人気スポットのスーパーチャージャー混雑の正体だと思っています。
関西から軽井沢への1泊2日の家族旅行。
前編では松本スーパーチャージャーでの充電中の過ごし方を書きました。今回はその続きで、なぜ松本であれだけしっかり入れたのか、そして軽井沢での充電待ちと「何%で切り上げるか」というマナーの話です。

軽井沢のスーパーチャージャーはなぜ混む
軽井沢のスーパーチャージャーは、アプリで見るといつも待ち表示が出ています。

理由はシンプルで、行楽地なのに充電スタンドの数が需要に対して足りていないからです。
軽井沢は4基。休日ともなればテスラが次々にやってきて、あっという間に埋まります。
実際、旅行中に夕食でスーパーチャージャーがあるショッピングモールへ行ったときも、充電待ちの車が数台並んでいるのを見かけました。
台数が足りないと「次に入れられるか分からない」不安が生まれ、その不安がさらに一人あたりの充電量を増やす。冒頭の悪循環がそのまま起きているわけです。
混雑を避けた今回の作戦
手前の松本でしっかり入れる
そこで今回立てた作戦が、混みがちな軽井沢を当てにせず、手前の松本で多めに入れておくことでした。

松本も到着時は4基フル稼働の満車でしたが、軽井沢よりはだいぶマシです。

このときの松本での充電は、記録を見ると59分。
長く感じますが、ちょうど子連れで昼ごはんを食べていた時間なので、待たされている感覚はまったくありませんでした。
充電の時間を食事でまるごと有効活用できたことになります。
軽井沢では必要な分だけ、80%で切り上げた
当初は「軽井沢では充電しない」つもりでした。
ところが、宿の周りだけでなく碓氷峠のほうまで足を伸ばしたので、帰りの分が少し心もとなくなってきました。
そこで軽井沢のスーパーチャージャーを覗いてみると、この日は平日だったこともあり、ちょうど空きがありました。

ここで継ぎ足したのがこの記録で、充電時間はわずか14分。
前日に松本でしっかり入れておいたおかげで、軽井沢では帰宅に必要な分をちょい足しするだけで済みました。
しかもこの14分は、ちょうどお土産を買っている間の時間。ここでも待ち時間はゼロでした。
そして帰宅に十分な80%まで入ったところで、あえて切り上げました。
空きがあったとはいえ人気スポットですから、最小限の充電時間にして多くの人が使えるようにできたと思っています。
何%で切り上げる?充電マナーを考える
この「何%で切り上げるか」は、EVで遠出する人みんなの悩みどころだと思います。
スーパーチャージャーは残量が増えるほど充電速度が落ちるので、80%を超えたあたりからは時間あたりに入る量がぐっと減ります。
だから待っている人がいる状況で90%以上を粘るのは、正直あまり効率的ではありません。
個人的には、満車で待ちがある状況なら、テスラジャパンが運営側として、80%以上まで入っている人を強制的に切り上げる、もしくは超過分に課金するといった仕組みを設けてもいいのではと感じています。
もちろん「何をもって混雑とするか」の線引きは難しいですし、人に強制できる話でもありません。
ただ、次で充電できるか不安だからこそ多めに入れたくなる、という気持ちもよく分かります。結局この不安を消すには、充電器そのものを増やすしかないのだと思います。
帰宅後の充電と1泊2日の総括
帰宅後は空いたスーパーチャージャーで効率よく
無事に帰宅した後は、最寄りのスーパーチャージャーで充電しました。

自宅近くの空いているスーパーチャージャーだと、しっかり250kWが出ていました。
やはり充電速度は、SOCが低い時は効率がいいです。この日は2日間の通勤分相当の70%までいれて帰宅しました。
13%→70%で23分でした。30分もかからずに終わるので、この使い方が一番ストレスがないですね。
総走行843.8kmを振り返る

今回の1泊2日の総走行距離は843.8km。
想定していた800kmくらいの走行距離よりも多く走ってしまいましたが、松本でのしっかり充電と軽井沢での14分の継ぎ足しだけで、待ち時間のストレスなく走り切れました。
計画的に充電する場所を考えておくのは重要だなと再認識しました。
まとめ
軽井沢の充電待ちと、充電マナーについて考えたことをまとめます。
- 軽井沢のスーパーチャージャーは行楽地なのに4基で、休日はいつも充電待ち
- 対策は手前の松本でしっかり入れておくこと。松本59分の充電は子連れ昼食でまるごと有効活用
- 軽井沢は平日で空きがあり、帰宅分だけ14分継ぎ足して80%で切り上げ
- 満車で待ちがあるなら、80%以上入っている人は切り上げるのがベター
- 不安が多めの充電を生む悪循環。根本的には充電器を増やすしかない
ギリギリを狙うなら軽井沢は70%くらいでも足りたと思いますが、家族旅行でそこまで攻める必要もありません。
当面は「SC混雑が予想されるのであれば手前で多めに入れて、混むところでは必要分で切り上げ、もしくは入れない」運用で、余裕をもって旅を楽しむつもりです。
そのうえで、行楽地のスーパーチャージャー増設には引き続き期待しています。
3年間無料充電の恩恵を得ている自分は、マナーとして後の人に配慮した使い方を心がけていこうと思います。
