九州旅行にModel YLで行くと決めたとき、最初に気になったのが高速代でした。
EV(テスラは特に)は充電のたびに高速を降りることになります。
降りて、充電して、また乗る。そのたびに料金が区切られるので、通しで走るより高くつきます。
うちには、少しでもお金かかると分かると「時間をかけて下道で行けばいい」と言う人がいますので高速を気軽に乗り降りできません。
時間をお金で買える高速道路はすごく価値があると思っているのですが、少しでも安くしないといけません。
そこで出発の前日に、ETCのドライブパスを2枚申し込みました。中国地方と九州北部です。
支払いの差は590円、平日利用の15%ポイントまで入れると2,600円ぶんくらい。そして何より、降りるたびに料金のことを考えなくてよくなったのが一番大きかったです。

もくじ
EVは充電のたびに高速を降りる
初日は関西の自宅から大分の宇佐まで走りました。途中で降りたのは3回です。
- 倉敷IC(イオンモール倉敷で昼食。乗り直しは玉島IC)
- 小郡IC(山口スーパーチャージャーで充電)
- 宇佐IC(宿泊)
いままでのBMW G05 X5 35dなら給油せずに済むところが、高速道路おりて充電が必要なテスラだとこうなります。(私はチャデモアダプターを持っていません)
これがどれくらい高くつくのか、申し込む前に調べました。本州側の中国エリア入口である備前ICから下関ICまで通しで走ると、ETCで8,530円です。

高速道路の料金は長く走るほど1kmあたりが安くなるので、途中で降りて乗り直すたびに割高になっていきます。初日は3回降りる予定だったので、そのぶんは確実に増えます。
申し込んだのは中国と九州の2枚
どちらもETC限定・インターネット事前申込制です。このプランは同じETCカードで年4回まで申し込めます。
ぶらり中国ドライブパス
中国5県の周遊プランで、2日間8,000円(普通車)。3日間だと9,100円です。


ぎゅぎゅっと九州まんきつドライブパス
九州はエリアが3つに割れていて、私が選んだ北部九州(福岡・大分・熊本)の2日間が5,600円でした。九州全域なら3日間8,400円、4日間10,600円です。


ぎゅぎゅっと九州まんきつドライブパス(みち旅・NEXCO西日本)
エリアの端は備前ICと佐伯IC
中国のエリアは、山陽道だと東の端が備前IC、西の端が下関ICです。

青で囲ったのが今回使ったICです。備前からエリアに入って、倉敷で降りて昼食、玉島から乗り直し、小郡で充電、下関から九州へ抜けました。
北部九州は下関ICから東九州道の佐伯ICまで。関門橋は九州側に入っています。中国と九州が下関ICでつながるので、2枚あれば備前から佐伯まで途切れずに走れます。エリア外は別途ふつうの通行料金で、私の場合は京都東から備前までと、佐伯より南がそれにあたります。

青で囲ったのが今回使ったICです。下関から入って宇佐で降り、翌日また乗って佐伯まで。
申し込みは前日の夜に済ませた
利用期間は2026年8月4日(火)から8月5日(水)の2日間で申し込みました。

高速に乗る前までに申し込めばよく、当日でも間に合います。ただ次に書く15%キャンペーンは当日申込だと対象外なので、前日までに済ませるほうが安心でした。
京都東発で計算するとこうなった
初日は京都東ICから倉敷・小郡と降りて宇佐まで。2日目は宇佐から東九州道を南下して西都ICまで。パスが効くのは佐伯までです。
以下の金額は申し込む前に調べた試算です。うちの最寄りは名神の草津田上ICですが、料金は分かりやすいように京都東IC起点で引いています。


この走り方を、通常のETCとパス2枚で並べるとこうなりました。普通車・平日昼の料金です。
| 区間 | 通常ETC | ドライブパス |
|---|---|---|
| 京都東→倉敷 | 5,550円 | 4,510円(京都東→備前のエリア外分) |
| 玉島→小郡 | 6,200円 | 0円 |
| 小郡→宇佐 | 4,070円 | 0円 |
| 宇佐→佐伯 | 2,880円 | 0円 |
| パス代 | — | 13,600円 |
| 合計 | 18,700円 | 18,110円 |
表はパスが効く範囲までの比較です。佐伯より南(延岡南→西都の2,010円)はどちらで走っても同じ金額なので外しています。
差は590円。正直、思っていたより小さいです。
ただ、この590円は申し込む前の試算です。実際にいくらで済んだのかは、ETCマイレージの明細が確定するまで分かりませんでした。確定したのは走ってから3週間以上あとで、通行料金だけで見た実際の差は830円でした。その顛末は次の記事に書きます。
平日だけで申し込むと15%のポイントがつく
ここで効いてくるのがマイレージのキャンペーンでした。利用期間を平日だけにして申し込むと、パスの販売価格の15%がマイレージポイントで追加付与されます。使った通行料金の15%ではなく、パスの値段の15%です。
私の場合は中国の8,000円で1,200ポイント、九州の5,600円で840ポイント。合わせて2,040ポイントが上乗せされました。
ポイントは最大1ポイント=1円で還元できます。この「最大」は5,000ポイント貯めて交換したときのレートで、1,000ポイントだと500円ぶんにしかなりません。私は通勤でもポイントが貯まるので5,000ポイントまで待って交換します。その前提なら2,040ポイントは2,040円ぶんで、実質の差は2,600円ちょっとになります。
パスにも通常のマイレージポイント(販売価格の10%)はつきますが、普通に走っても同じくらいはつくので、キャンペーンぶんが純粋な上乗せです。
平日限定・ETCマイレージサービス登録者限定キャンペーン(みち旅)
得したのは中国側で、九州側はトントンだった
中国側は倉敷と小郡で降りているので、パスがしっかり効きました。備前から下関まで一度も降りずに走っただけでも8,530円なので、8,000円のパスはそれだけで元が取れます。
一方の九州側は、降りたのが宇佐の1回だけ。下関→宇佐が2,700円、宇佐→佐伯が2,880円で合計5,580円、パスは5,600円なので20円の負けです。降りる回数が多いほど得をする仕組みなので、そのとおりの結果でした。

お盆やシルバーウィークは使えない
ひとつ引っかかったのが、割引の適用除外期間です。

2026年度のお盆は8月7日から8月16日。うちの帰りは8月7日と8月8日だったので、復路はどちらのパスも使えませんでした。行きだけ定額で、帰りは通常料金です。
外されるのはお盆だけではありません。次に来るのはシルバーウィークの9月19日から23日、そのあとも10月10日から12日、11月21日から23日と、3連休がまるごと除外になります。年末年始は12月26日から2027年1月4日までです。
つまり人が動く日はひととおり外されていて、使えるのは平日寄りの日程です。まずここを見てから予定を組むほうが早いと思います。
他のエリアにも同じプランがある
今回使ったのはNEXCO西日本の「みち旅」ですが、東日本には「ドラ割」、中日本には「速旅」があります。
速旅は2020年に白馬へ行ったときにも使っていました。往復と周遊がセットになった発着付きプランで、共通利用券までついてくるものでした。

いま良さそうだと思っているのが、東日本と中日本の共同企画の信州めぐりフリーパスです。長野県内が乗り放題になるプランで、周遊プランのほかに首都圏出発プランと名古屋出発プランがあります。
関西からなら名古屋出発プランを選んで、名古屋までは通常料金という組み方ができそうです。連続最大2日間または3日間、申込は速旅からで、観光施設の入場料割引もつきます。
まとめ
初日と2日目でドライブパスを2枚使ってみて、分かったのはこの4つでした。
- 元が取れるかは降りる回数で決まる(中国は3回で得、九州は1回でトントン)
- 平日だけの利用期間で申し込むと販売価格の15%が戻る(当日申込は対象外)
- 中国と九州は下関ICでつながるので、2枚あれば備前から佐伯まで通しで走れる
- お盆・シルバーウィーク・3連休・年末年始は除外期間。人が動く日はまず使えない
ただ、金額の話より効いたのは心理面でした。定額だと分かっていると、充電のために降りるかどうかで迷わなくなります。奥さんに「降りても高くならないから」と言えるのが、思っていたよりずっと大きかったです。
なお、この高速代は実際には現金で払っていません。通勤の平日朝夕割引で貯めたETCマイレージの還元額をぶつけています。そちらは次の記事に書きます。

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