BMW X3(F25)に10年乗って、走行距離は503,237kmになりました。
この距離を聞くと「何回壊れたのか」とよく聞かれます。結論から書くと、エンジンを開けるような致命的な故障は一度もありませんでした。
ただ、細かいトラブルはそれなりに出ています。高速道路上で止めたこともありますし、最後は発電が止まって2週間動かせませんでした。
どこが、何キロで、いくらで直ったのか。10年ぶんをここに並べておきます。同じF25に乗っている方の心構えになればと思います。
もくじ
エンジンまわりは警告灯との長い付き合いだった
ディーゼルなので、エンジンチェックランプは何度も点きました。
最初は27.5万キロのEGRバルブです。走りに変化はなく、ランプが点くだけでした。リセットしても3,000キロほどで再発したので交換して、修理費用は46,530円でした。
DPFは交換すると448,294円という見積もりが出ていましたが、専門店でクリーニングして延命し、最後まで交換せずに済みました。
一番長引いたのは、38万キロ手前で点いたターボチャージャー前の圧力センサーです。ディーラーで2.8万円かけてセンサーを交換しても再発しました。
結局、原因はセンサーそのものではなく、その手前の配管の詰まりでした。自分で外して掃除したら直り、部品は1つも使っていません。2万キロ以上だましだまし乗ったあとの決着でした。
同じ症状は49万キロでもう一度出ましたが、今度は原因が分かっているので掃除だけで終わりました。



34.5万キロ、高速道路上で止めた
10年でいちばん焦ったのがこれです。
高速の合流でかなり踏んだあと、惰性走行に入ったところで振動が大きくなりました。緩い上り坂で加速しようとすると、ガス欠のように回転が上がりません。
警告灯は何も点いていませんでした。それでも振動の出どころが分からず、このまま走ると致命傷になるかもしれないと思って、1kmも走らないうちに路肩へ停めました。
高速道路上で止める判断は、本当に勇気が要ります。危険なのはもちろん、そのあとの段取りや仕事のことが一気に頭をよぎりました。
レッカーで運んで調べてもらった結果、原因は燃料まわりと推定され、燃料フィルターの交換で復帰しました。
この症状は47万キロでもう一度出ています。そのときは経験があったので、自分で燃料フィルターを交換して走りが戻りました。


年数なりの細かいトラブルも増えた
走行に支障はないけれど、放っておくと車検に通らない。そういうトラブルが後半は増えました。
樹脂やゴムの部品が年数なりに硬くなって、どこかしらに隙間ができていたのだと思います。
雨漏りは毎回ちがう場所から来た
40万キロが近づいたころから、雨漏りが始まりました。
最初は助手席の足元です。サンルーフのドレンとバルクヘッドを疑いましたが、外してみるとドアパネルの隙間からでした。防水テープでふさいで直っています。
その後も、ドア・サンルーフ・テールランプ内と、毎回ちがう場所から水が入ってきました。同じ手が使えないので、そのたびに原因を探すところからです。



LEDテールランプは切れるし、部品は消える
切れるはずのないLEDのテールランプが、9年目の車検直前に切れました。
尾灯は左右対称で点いていないと車検に通らないので、応急処置でその場をしのぎ、あとで部品を交換しています。
そのあとも42万キロ、そして数ヶ月後にまた切れました。最後のほうは基盤だけ交換して直しています。
サイドマーカーがいつのまにか無くなっていたこともありました。走っているうちにどこかへ飛んでいったようです。これも補修で済ませました。
どれも走りには関係ないのですが、車検に関わるので放置できないのが面倒なところでした。



最後のトラブルは50万キロの発電停止
50万キロを超えた直後、出社の5分前にバッテリー警告灯が点きました。電圧は11.9Vまで落ちていて、オルタネーターの故障でした。
保険のロードサービスで100km搬送してもらい、自宅のガレージへ運びました。
オルタネーターはアリエクで約2.5万円のものを発注して、自分で交換しています。ばらす途中でブローバイホースを割ってしまい、その部品待ちで作業が止まりました。追加のホースは約450円です。
2週間ぶりにエンジンをかけて、電圧が14.5Vに戻ったときの達成感はなかなかのものでした。修理費用は約3万円で収まっています。
ここを直しておいたおかげで、自走できる状態でオークションに出せました。50万キロ超えでも385,000円の値がついたのは、これが大きかったと思います。


まとめ
10年・50万キロで出たトラブルを並べると、多いように見えます。
ただ、どれも走れなくなる手前で気づけたものばかりでした。エンジンも駆動系も未オーバーホールのまま最後まで持ってくれています。
一番効いたのは、警告灯が点いたときにOBDで自分で中身を見るようにしたことです。ディーラーで原因が掴めなかった配管の詰まりも、自分で外して掃除したから見つかりました。
ウォーターポンプと冷却水は最後まで無交換だったので、あのまま乗り続けていたら次はそこだったと思います。区切りをつけるにはちょうどいいタイミングでした。
次のクルマは電気自動車です。壊れる場所がまるごと変わるので、そこもそのつど記録していきます。
