7月28日、めっちゃ個人的に注目しているBYD RACCOが214万5000円からという価格で正式に発表されました。
京都のテスラサービスセンターも入っている四条オートバックスにはBYD正規ディーラーも入っており、BYDの軽EV「RACCO(ラッコ)」の展示車が来ていると聞いて、さっそく見に行ってきました。
この記事はBYD RACCOの実車レポートです。展示車で見て触って気づいたことをまとめました。価格や装備をN-BOX・サクラと比べた話は、長くなったので別記事にしています。
我が家のATTO3は補助金適用後で360万円台でした。同じBYDの新車が200万円そこそこで買えてしまうというのは、車格が違うとはいえ、正直バグっているように見えます。
テスラ・BYD・ヒョンデが同居するオートバックス

このBYDのお店、オートバックスの建物の中に入っています。
しかも同じ建物の中に、テスラのサービスセンターとヒョンデの店舗まで入っています。

こちらがヒョンデのブース。カー用品の売り場を歩いていたら、その先に普通にクルマが並んでいます。
商談用のテーブルと椅子が置かれていて、思っていたよりしっかりした店舗でした。

そしてこちらがテスラのサービスセンター。同じフロアにカウンターがあります。
Model Yの試乗受付の看板が出ていて、ここで試乗の申し込みまでできてしまう。
EVを見に行くなら、ここ一箇所で3ブランドを回れてしまうわけです。京都のこのオートバックス、なかなかすごいことになっています。
リアビューは完全に軽ハイトワゴン

実車を後ろから見た第一印象は、想像以上に「普通の軽」でした。
N-BOX、スペーシア、タント、デイズルークス。この手の背の高い軽ハイトワゴンのシルエットそのものです。
BYDらしさが出ているのはテールランプの造形とリアハッチのロゴくらい。
悪い意味ではなくて、日本市場専用に開発したというのはこういうことか、と納得しました。
展示車のボディカラーはチーズイエローで、これがなかなか良い色で他の色も実車みてみたいです。
バックドアは壁から2メートル空けないと開けきれない

バックドアを開けてもらったのですが、これが後ろへ跳ね上がります。
壁から2メートルくらい空いていないと、完全には開ききらない感じでした。
ただ、これは以前乗っていたスズキ・スペーシアも同じだったので、背の高い軽ワゴンの宿命ではあります。
駐車場にバックで停める時は後ろドア気をつけることになりそうです。
もっとも、両側電動スライドドアなので、そちらからの載せ下ろしが圧倒的に便利そうです。
室内はフラットでかなり広い

リアシートは足元がフラットで、かなり広く感じました。
バッテリーパックがフロア下にあるので、ややフロア厚みは感じましたがこれが強い剛性にもつながっていると思うので、軽自動車にありがちな頼りなさがないかどうか。試乗が楽しみです。
EV専用設計でフロアに凸凹がないぶん、後席の居住性は素直に良いです。

フロント側も見せてもらいました。操作系の配置が分かりやすく、かなり使いやすそうです。
両側にドアロックスイッチがあるのが羨ましい
ここが個人的にいちばん羨ましかったポイントです。
RACCOは運転席と助手席の両方にドアロックのスイッチが付いています。
日本車では当たり前の装備ですが、我が家のATTO3の初期型は運転席側にしかありません。
子どもを乗せるときや、助手席側から荷物を積むときに地味に不便なんです。
スマホがキーになる
スマホをキーとして使えるのも大きいところ。
テスラのModel YLでスマホキーを使っていますが、もうこれ無しの生活には戻れません。
鍵を持ち歩かなくていいというのは、慣れると本当に快適です。
もうひとつ感心したのが12Vの補機バッテリーです。
RACCOは駆動用だけでなく補機バッテリーもリン酸鉄リチウムイオン(LFP)で、鉛バッテリーと違ってメンテナンスも不要ですのでコスト面でも有利です。
バッテリー上がりや数年ごとの交換から解放されるなら、これはかなり嬉しいポイントです。
足元は165/65R15、見たことのないタイヤを履いていた

足元を覗いてみたら、見たことのない銘柄のタイヤが入っていました。
SAILUN(賽輪)のTurismoComfort CS21で、サイズは165/65R15 81H。
軽自動車としては珍しいサイズな気がしたので、交換のときに銘柄を選べるのかが気になって調べてみました。
165/65R15はスズキ・ソリオや三菱デリカD:2の純正サイズなので、コンパクトカー向けの選択肢からそれなりに選べそうです。
展示車は200の廉価グレードだったため、スチールホイール&カバーでしたのでここはアルミホイールの方が良いなと感じました。
納期の話と、ここからの動き
販売店で聞いた話では、まずRACCO 200だけが700台ほど一括で輸入されるそうです。
その後しばらく間が空いて、他のグレードは10月末あたりの納期で入ってくる想定とのことでした。
ここからは個人的な想像ですが、最初のロットの売れ行きと受注状況を見てから、需要に合わせて生産体制を組み直すつもりなのだと思います。年内に一気に台数を増やせる余地を残した進め方に見えます。
夏から秋という暖かい時期に発売するのも上手いやり方です。EVがいちばん得意な季節なので、最初のオーナーの満足度が高い状態からスタートできます。
実車を見て、ATTO3のオーナーとしては素直に羨ましいと思いました。
両側のドアロックスイッチ、スマホキー、LFPの補機バッテリー。ATTO3の初期型で不便だと感じていた部分が、普通に解決されています。
N-BOXから乗り換える人がどれだけ出てくるかは、納車が始まってからの話でしょう。
価格をN-BOXや日産サクラと並べて比べた記事と、装備を1項目ずつ突き合わせた記事は別に書きました。


BYD RACCO、すごい気になるので今度は試乗して体感してきたいと思います。