モデルYLの冬用に18インチホイールを探しています。純正19インチとキャリパーの隙間を測り、ブレーキ資料や装着例も調べました。次に気になるのが、ホイール1本あたりの耐荷重です。
純正は前19×9.5J、後ろ19×10J。18インチで、しかもそれより細い8.5Jあたりのホイールにすると、耐荷重が純正より低くなりそうで気になっていました。重いモデルYLに、家族と荷物を載せて冬の遠出をするので、ここは確かめておきたいところです。
家族4人で冬の旅行に出かけるなら、荷室の荷物に加えてルーフボックスも載せます。後輪にどれくらいの重さがかかるのか。候補に出てくる690kg、750kg、800kgという表示を、どれが必要なのかうちの使い方ケースで検証してみました。

キャリパーとの隙間を測ったときの写真はこちらに残しています。

もくじ
冬の2泊旅行で載せる重さは400kg
今回は家族4人を70kg、50kg、50kg、50kgで計算します。衣類やスキーブーツなど荷室の荷物が100kg。それとは別に、ルーフバー・ボックス・中身の合計80kgを屋根上に載せます。
| 載せるもの | 計算 | 重さ |
|---|---|---|
| 家族4人 | 70+50+50+50kg | 220kg |
| 荷室の荷物・スキーブーツなど | 合計 | 100kg |
| ルーフバー・ボックス・中身 | 合計 | 80kg |
| 追加する重量 | 220+100+80kg | 400kg |
テスラのモデルYL用ルーフラックは公称耐荷重が約75kgです。ただし今回の80kgにはバー自体の重さも含めています。ラックの表示が何を含む値かを確認し、実際に使うバーとボックスそれぞれの許容荷重も照合します。
人も荷物も含めて、うちの使い方でこの400kgより重くなることはまずありません。なので、この400kgを上限の想定として計算します。
モデルYLの車重と前後軸の参考値
テスラ中国版のモデルY取扱説明書には、6人乗りモデルYLの車両重量が2088kg、前軸1005kg、後軸1083kgと載っています。技術的に許容される最大質量は合計2651kg、前軸1133kg、後軸1518kgです。
| 中国版説明書の参考値 | 合計 | 前軸 | 後軸 |
|---|---|---|---|
| 車両重量 | 2088kg | 1005kg | 1083kg |
| 技術的に許容される最大質量 | 2651kg | 1133kg | 1518kg |
先ほどの400kgを足すと、旅行時の総重量は2488kg。中国版の合計上限より163kg軽い計算です。ただ、合計が収まっていても、前後どちらかの軸に寄ればその軸の上限を超えることがあります。
これは中国向け説明書の参考値です。うちの日本仕様車で最大総重量と前後軸の上限を確認できていないので、この数字をそのまま実車の許容値とは扱いません。
実車のタイヤ情報ラベルを確認
運転席ドアピラーの黄色いラベルを見てみました。書かれているのは定員6名、標準タイヤサイズはフロント255/45R19・リア275/45R19、冷間時の空気圧は前後290kPa(42psi)。最大総重量や前後軸の上限は記載がありません。

車内マニュアルには、タイヤ情報ラベルとは別の「法定プレート」に最大総重量と前後軸の上限が載ると書かれています。日本向けの取扱説明書でも2枚のラベルを分けて説明しています。しかし、うちの車のドアピラーには、その法定プレートはありません。手元の黄色いラベルから日本仕様車の後軸上限を読み取ることはできません。

積む位置を仮定して前後軸へ配分する
車両重量を単純に4で割ると、後ろの荷室に載せた荷物が後軸へ多くかかることを見落とします。モデルYLのホイールベースはテスラの寸法表で3040mm。前軸を0、後軸を1とし、荷物の位置を次のように仮置きしました。
前席の2人はホイールベースの1/3、2列目の2人と屋根上の荷重は2/3、荷室の荷物は後軸より少し後ろの1.10です。座席やボックスの実際の重心位置を測った値ではありません。
| 載せるもの | 重さ | 仮の位置 | 前軸に増える重さ | 後軸に増える重さ |
|---|---|---|---|---|
| 前席の2人 | 120kg | 0.33 | 80kg | 40kg |
| 2列目の2人 | 100kg | 0.67 | 約33kg | 約67kg |
| 荷室の荷物 | 100kg | 1.10 | −10kg | 110kg |
| 屋根上の合計 | 80kg | 0.67 | 約27kg | 約53kg |
| 追加分 | 400kg | 130kg | 270kg |
計算は「後軸への増分=重さ×位置」「前軸への増分=重さ−後軸への増分」です。荷室が後軸より後ろなら、後軸への増分が荷物そのものより大きくなり、前軸は少し軽くなります。
空車時の参考値へ足すと前軸1135kg、後軸1353kg。後軸は中国版の上限1518kgまで165kgありますが、前軸は上限1133kgを2kg上回る計算になりました。人や荷物の位置を仮定した計算なので、前軸のほうは荷物の置き方で気をつけたいところです。

より厳しい後輪側で耐荷重を比べる
左右均等に載ると仮定すると、この旅行での静止時荷重は前輪が約568kg、後輪が約677kgです。ホイール1本あたりでは後輪のほうが重いので、候補の耐荷重は後輪側で比べます。うちの旅行想定で後輪1本にかかる約677kgへ、5%を上乗せすると約710kg/本です。
参考に、中国版説明書にある後軸上限1518kgの半分、759kg/本とも比べました。こちらは後軸を上限いっぱいまで使った場合の1本平均です。うちの使い方でそこまで積むことはないので、判断はうちの想定の列でします。
| 候補ホイールの表示耐荷重 | うちの想定後輪荷重+5%(約710kg)との差 | 参考:中国版の後軸上限の半分(759kg)との差 |
|---|---|---|
| 690kg/本 | 約20kg不足 | 69kg不足 |
| 750kg/本 | 約40kg上回る | 9kg不足 |
| 800kg/本 | 約90kg上回る | 41kg上回る |
| 900kg/本 | 約190kg上回る | 141kg上回る |
赤は各基準に届かない表示、緑は上回る表示です。690kgだと、うちの旅行想定+5%に約20kg足りません。750kgなら約40kg上回るので、うちの使い方では750kgあれば大丈夫と判断しました。ART Replica 267の18インチ仕様はメーカー表示が900kg/本ですが、この表で緑になっても、うちのモデルYLへの装着可否が決まるわけではありません。
純正19インチのMachinaホイールの耐荷重も調べました。米国向けテスラショップの商品ページには前19×9.5J・後19×10Jと、冬タイヤの荷重指数が前104・後108と載っています。対象は2026年以降製造のModel Y L Premiumで、日本仕様のうちの車への販売や適合を示すページではありません。
ホイール本体の1本あたりの耐荷重は、その商品ページにもテスラのホイール仕様表にも見当たりません。コンチネンタルの荷重指数表では104が900kg、108が1000kgですが、これはタイヤの値です。純正ホイールを900kgや1000kg/本と見なすことはできません。
5%の上乗せは私が勝手に安全方向にするためにおいた数字で、メーカーが定めた安全率ではありません。
結論:耐荷重は750kgあればたぶん大丈夫、690kgだと少し心配
家族4人と冬の荷物、ルーフボックスまで載せて追加400kg。うちの使い方では、これより重くなることはまずありません。
この条件で後輪1本にかかるのは約677kg、5%を足しても約710kgです。耐荷重750kgのホイールなら約40kgの余裕があるので、750kgあれば大丈夫かなという感じです。690kgだと安全率をみると足りなくなるのでできればもう少し強いのが望ましいです。
この記事の計算や判断は、あくまで私個人の見解です。積み方の仮定も私の家の場合なので、同じ結果になるとは限りません。ホイールを選ぶときは、メーカーや販売店の資料も確認したうえでご自身の判断でお願いします。この記事の内容で生じたことについて、責任は負いかねます。
ホイール探しはまだまだ続きます。
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