モデルYLのリアが下がる件で、ホイールアーチの高さを測っています。直近は20,532キロの時点で右リアが770mm、無償交換の基準とされる764mmまであと6mmでした。
数字を追いかけているうちに、そもそもうちのクルマにどのスプリングが入っているのかが気になってきました。中国の報道では、リアスプリングの部品番号が末尾Aから末尾Bへ変わったという話が出ています。
というわけで、床にダンボールを敷いて潜り込み、リアスプリングのラベルを撮ってきました。読み取れた部品番号と、中国で出ているロットの話をまとめておきます。

もくじ
ジャッキアップせずダンボールを敷いて潜った
ジャッキアップはしていません。
床にダンボールを敷いて、その上に寝転がりました。リアタイヤの後ろ側から、タイヤとアンダーカバーの隙間へスマホを差し込みます。

黄色い矢印のあたりにスマホを入れました。腕はここまでしか入らないので、画面を見ながら構えることはできません。
ライトを点けないとラベルの文字がまったく写らないので、ライトを点けたまま手探りで角度を変えて何枚も撮りました。

いちばん苦労したのはピントです。近づけすぎると合わないし、離すと文字が小さすぎて読めません。2.2倍ズームくらいにしたところで、ようやく文字が止まりました。
リアスプリングのラベルは2188477-00-Bだった
撮れたのがこの1枚です。

(P) が 2188477-00-B、(S) が EBP26081500197 です。Pが部品番号、Sがシリアルだと思います。TESLAのロゴと2次元コードも入っています。
左右それぞれ1枚ずつ撮りました。もう片方がこちらです。

こちらのシリアルは EBP26081500206 でした。部品番号は同じ 2188477-00-B で、違うのは末尾の197と206だけです。9番違いなので、近いところで作られたものが左右に入っているような気がします。
見たかったのは末尾の1文字でした。Bです。
中国で言われているAとBの違い
ここからは中国の事例です。
現地のメディアが追いかけている後輪の沈み込みの報道によると、初期ロットのモデルYLに入っていたのが 2188477-00-A で、あとから 2188477-00-B に変わったとされています。2026年7月以降に納車された車がBだ、という整理でした。
そして、サービスセンターが車高の下がった車に入れているスプリングも、同じ 2188477-00-B だそうです。
引っかかるのはここで、AとBで何が変わったのかは公開されていません。線径なのか、熱処理なのか、それとも表記を分けただけなのか、判断する材料が出てきません。
交換してもまた沈むという報告
Bに替えたのに1〜2ヶ月でまた沈んだ、という報告が複数出ています。10日で戻ったという人もいました。
シャシーの技術者2人の見立てとして、スプリングの戻らない変形が原因ではないか、という話も紹介されていました。
リコールは、2026年9月中旬の時点では出ていません。部品交換だけの対応が続いています。
うちは5月納車なのにBが入っていた
うちのモデルYLが納車されたのは2026年5月で、日本での発表はその前の月でした。
中国の整理だと7月以降の納車がBなので、日本向けだけ先にBになっていたのか、輸出する車の生産時期がずれているのか、そのあたりは分かりません。
シリアルの EBP26081500197 も、260815の並びだけ見ると日付に見えます。ただそれだと納車より後になってしまうので、テスラの採番の意味は分からないままです。記録として残しておくだけにします。
はっきりしたのは1つだけでした。うちにはBが入っていて、それでも2週間・2,000キロで1〜2mm下がっている。
対策品と呼ぶにはまだ早いのかもしれません。
日本語のマニュアルはまだ169mmのまま
調べているうちに、もう1つ出てきた話です。
オーナーズマニュアルに載っているモデルYLの寸法が、いつの間にか小さくなっている、と海外のメディアが書いていました。
気になったので、日本語版と英語版を自分で開いて見比べました。どちらも tesla.com のオーナーズマニュアルで、仕様のなかの「寸法」にある Model Y L(6人乗り)の外形寸法の表です。
| Model Y L(6人乗り) | 日本語版 | 英語版 |
|---|---|---|
| 全長 | 4,976mm | 4,969mm |
| 全高 | 1,668mm | 1,664mm |
| 最低地上高(積載時) | 122mm | 118mm |
| 最低地上高(非積載時) | 169mm | 166mm |
日本語版は、日本に導入されたときに出ていた数値のままでした。英語版だけが全高で4mm、地上高で3〜4mm小さくなっています。
書き換わったのは2026年6月16日より後らしいです。
何かのついでに直しただけかもしれません。それでも、下がる報告が増えている時期に地上高の数値だけ小さくなっているのは、あまり気持ちのいい話ではありませんでした。
うちは日本語のマニュアルが付いてくるクルマです。169mmと166mmのどちらを自分の基準にしたらいいのか、いまのところ分かりません。
この記事で参考にした情報ソース
部品番号とロットの話は、中国のメディアが現地の修理記録やオーナーの投稿を追いかけた記事が元になっています。自分の目で確かめられたのは、うちのクルマのラベルと、マニュアルの数値だけです。
話が広がるきっかけになったのは、1本目の記事でも引いたこの投稿でした。
Tesla Model Y L owners report rear suspension problems in China
— Drive Tesla 🇨🇦 (@DriveTeslaca) September 1, 2026
部品番号とロットについては、この2本が詳しいです。
マニュアルの数値が変わった件はこちらです。
- Tesla caught quietly altering Model Y L manual specs following rear suspension collapse reports(CarNewsChina)
- Tesla quietly changes Model Y L dimensions following rear suspension complaints(Drive Tesla Canada)
まとめ
うちのモデルYLのリアスプリングは 2188477-00-B でした。初期ロットのAではありません。
それでも、これまでの実測では下がる方向にしか動いていません。右リアは770mmで、交換基準の764mmまであと6mmです。

Bでも下がるなら、いま基準を割って交換してもらっても、同じ番号のバネが入るだけになります。違う対策品が出てから替えたい、というのが正直なところです。
同じくらいの時期に納車されたモデルYLに乗っている方は、一度ラベルを見てみると面白いかもしれません。ダンボールとスマホのライトがあれば、ジャッキアップなしで撮れます。
AなのかBなのか、そしてBでも下がっているのか。Bでも下がる事例が集まってくると、そのうち何か見えてくるような気がします。
うちはこのまま測り続けます。番号の違うスプリングの話が出てくるようなら、記事にしようと思います。
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