ATTO3と比べた車の残価率は?2023年式の中古車相場で答え合わせ

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うちのBYD ATTO3は、2023年1月の発売直後に予約して、3月に登録、4月に納車された初期のATTO3です。

買う前には、日産サクラ、三菱eKクロスEV、日産リーフ、テスラのモデルYとモデル3と比べて、ATTO3に決めました。

2023年にATTO3に決めた理由|サクラ・リーフ・テスラと比較
2023年にBYD ATTO3に決めた理由と、比べた日産サクラ・リーフ、テスラのモデルY・モデル3の当時の価格と補助金です。補助金85万円で実質355万円になったATTO3と、新型ATTO 3 EXとの違いも書きました。

それから3年半たって、比べた車がいまの中古車相場でどれくらい値段を保っているのかが気になりました。お金の面だけですが、残価率で答え合わせをしてみたので記事にします。

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2027年3月で補助金の保有義務が終わる

ATTO3を買ったときは、国のCEV補助金を85万円もらっています。この補助金には4年間の保有義務があって、うちのATTO3は2027年3月でそれが終わります。

BYD ATTO3のCEV補助金85万円交付決定きた!
BYD ATTO3のCEV補助金85万円の交付が決定しました。申請してから2か月です。3月中の登録が間に合って旧年度の枠に乗りました。ローンの返済が始まったばかりでの入金になります。

保有義務が終われば、補助金を返さずに乗り換えられます。乗り換えを考えるなら、いまの車がいくらで売れるのかも気になるところです。

買うときは、リセールはそこまで考えていませんでした。BYDの車にも価値が出るようになって、値下がりがそこまで大きくないといいな、というゆるい期待をしていたくらいです。

比べた車の中では、正直、テスラが一番値下がりしていないのでは、と思っていました。

中古車相場の調べ方

条件はできるだけそろえて、2026年10月26日にグーネットの掲載を調べました。

  • 年式は、うちのATTO3と同じ2023年式だけ
  • グレードは当時比べたもの。テスラはバッテリーの種類で分けて、RWD(LFP)とAWD(三元系)を別々に見る
  • 走行距離は1万〜2万km
  • 掲載されている車両本体価格の中央値を相場にする
  • 3台未満しか見つからない車種は、データ不足として数字を出さない

走行距離は、最初は3万〜5万kmでそろえるつもりでした。ただ、ATTO3の2023年式は8台とも走行2万km未満で、その条件では1台もありません。全車種を同じ条件で並べるために、1万〜2万kmにしました。新車に近い車まで入れると相場が高く出るので、1万km未満は外しています。

新車の値段は、当時の価格から国の補助金を引いた実質の値段です。ATTO3は買ったときの記事と同じ数字を使っています。

中国製EVのBYD ATTO3納車されて乗っています
BYD ATTO3が納車されました。乗り出しの支払いは全部込みで446.8万円です。グレードは1つで、無料色はグレーだけ。発注から2.5ヶ月という早さと、ETCが付かないことも書いています。

中古車の掲載価格は販売店が売る値段なので、手放すときの買取額はここからさらに下がります。そこで、買取の実績も調べました。カーセブンと車選びドットコムに載っている、2023年式・走行1万〜2万kmで、2025年7月以降に査定された買取額の中央値を買取相場にしています。

2023年式の残価率の比較

車種電池新車の実質中古車相場値下がり額残価率台数買取の残価率
テスラ モデル3 RWDLFP471.9318.0153.967.4358.1
BYD ATTO3LFP355.0237.3117.766.8447.9
テスラ モデルY RWDLFP514.9325.9189.063.3954.2
日産サクラ X三元系212.9129.783.260.94645.3
三菱eKクロスEV G三元系197.3111.086.356.3643.6
日産リーフ X Vセレクション(40kWh)三元系353.3179.9173.450.910データ不足
日産リーフ e+ G(60kWh)三元系498.4229.9268.546.14データ不足
テスラ モデルY ロングレンジAWD三元系611.1データ不足――1データ不足
テスラ モデルY パフォーマンス三元系685.9データ不足――2データ不足
テスラ モデル3 ロングレンジAWD三元系586.9データ不足――256.7
BYD DOLPHINLFP298.0データ不足――0データ不足
  • 金額の単位は万円、残価率の単位は%です
  • 新車の実質は、税込価格から国の補助金を引いた値段です。サクラとeKクロスEVは2022年の見積もり、リーフとテスラのRWD・パフォーマンスは2023年1月時点、モデルY ロングレンジは2023年4月の発売時、モデル3 ロングレンジは2023年9月の新型、DOLPHINは2023年9月発売時のベースモデルの価格です
  • 残価率は、中古車相場を新車の実質で割った割合です
  • 中古車相場は、2023年式・走行1万〜2万kmの車両本体価格の中央値です(2026年10月26日、グーネット)
  • モデル3は2023年秋に新型が出ているので、中古車相場のRWDは「現行モデル」と書かれた車や、後席の画面が付いた新型の車を外して数えています
  • カーセンサーでも同じ条件で見てみましたが、ATTO3とモデルY RWDが6割台半ば、リーフが5割前後と、ほぼ同じ傾向でした(2026年10月26日)
  • 買取の残価率は、買取相場を新車の実質で割った割合です。買取相場の中身は下の表にまとめています

販売価格は台数が少なくて決め手にならない

販売店の値段で見ると、残価率はモデル3 RWDが67.4%、ATTO3が66.8%、モデルY RWDが63.3%で、LFPバッテリーの3台が上のほうに来ました。

ただ、モデル3 RWDは3台、ATTO3は4台しかありません。1台の値段で中央値が大きく動くので、この順位で何かを言えるほどのデータではないと思っています。サクラのように40台以上ある車種と並べるには、サンプルが少なすぎました。

買取で見るとテスラが一番残る

ところが買取額で見ると、順番が変わります。

車種買取相場買取の残価率件数
テスラ モデル3 RWD274.058.13
テスラ モデル3 ロングレンジAWD333.056.74
テスラ モデルY RWD279.054.23
BYD ATTO3170.047.93
日産サクラ X96.545.314
三菱eKクロスEV G86.043.63
  • 金額の単位は万円、残価率の単位は%です
  • 買取相場は、カーセブンと車選びドットコムに載っている2023年式・走行1万〜2万kmの買取実績の中央値です(2026年10月21日に確認)
  • 新車から3年前後の時期にそろえるため、2025年7月〜2026年8月に査定されたものだけを数えています
  • サクラX以外は3〜4件しかありません。1件違うだけで残価率が数%動くので、順位は参考程度に見てください
  • 車選びドットコムの実績はモデル3の前期型と新型を見分けられないので、RWDはどちらも含めています
  • 3件未満の車種(リーフ X Vセレクション、リーフe+ G、モデルY ロングレンジAWD、モデルY パフォーマンス、DOLPHIN)は表から外しています

買取の残価率は、テスラが3車種とも5割台半ば〜後半で上位に並びました。テスラが一番値下がりしていない、という予想は、買取で見ると当たりです。ただ、どれも3〜4件なので、テスラがATTO3より残りやすそう、というくらいに受け取ってもらえればと思います。

RWD(LFP)もAWD(三元系)も近い数字なので、テスラの場合はバッテリーの種類より、テスラという車そのものの人気で値段が付いている気がします。

ATTO3の買取は170.0万円で、残価率は47.9%でした。販売店では240万円前後で売られているので、買取との差が70万円近くあります。テスラのRWDは販売と買取の差が40万円台なので、BYDはまだ買い取る側が慎重なのかもしれません。

軽EVは買取だと4割台、リーフは販売でも半分前後

サクラXは販売の残価率が60.9%、買取だと45.3%でした。サクラは買取も14件あるので、この記事の中では一番当てになる数字です。eKクロスEVも買取は43.6%です。値下がり額は83〜86万円ほどで、金額では一番小さいです。

リーフは買取の実績が足りませんでしたが、販売の残価率がX Vセレクション(40kWh)で50.9%、e+ G(60kWh)で46.1%と、ほかより低めでした。e+ Gは値下がり額が268.5万円で、一番大きく下がっています。

当時ATTO3と比べて、140万円以上高いのにリーフを選ぶ理由がないと思っていました。リセールで見ても、その判断は間違っていなかったようです。

2027年3月に乗り換えるとしたら

うちのATTO3を手放すとすると、いまの買取相場なら170万円前後です。補助金を引いた355万円から見ると、半分近くまで下がる計算になります。

それでも、軽EVやリーフと比べて特別に悪いわけではありません。テスラほどではないものの、思っていたよりは残っている印象です。

一方で、乗り換え先の新車は、2027年1月以降の登録だとCEV補助金がおおむね今の6割に下がります。補助金を引いた実質の値段は、新しいATTO 3 EX RWDで428.8万円、テスラ モデルY RWDで482.5万円になる計算です。うちのATTO3が85万円の補助金で355万円だったのと比べると、だいぶ高くなります。

新車の補助金が下がったら、相対的に中古車の価値が上がるかもしれません。売る側としては、そんな淡い期待もしています。

CEV補助金が2027年1月から6割に|車種別の実質価格一覧
経済産業省が10月21日、CEV補助金を2027年1月1日以降の登録からおおむね6割に下げると発表しました。主な車種の実質価格を一覧にし、BYDやヒョンデが相対的に有利になる点もまとめました。

それに、ATTO3のバッテリーはLFP(リン酸鉄リチウム)で、劣化がほとんど進みません。うちのATTO3はバッテリーの健康度(SOH)が93%のまま変わっていないので、走れる距離は新車のときとほぼ同じです。

乗り換えるにしても、乗り続けるにしても、どちらでも困らない状態なのはありがたいです。

まとめ

当時比べた車を2023年式・走行1万〜2万kmで答え合わせしてみましたが、ATTO3もテスラも台数が少なく、はっきりした差までは言えませんでした。新車から3年前後の買取額で見ると、テスラが5割台半ば〜後半、ATTO3は5割弱で、テスラのほうが残りやすそうという程度です。

それでも、当時の選択としてはATTO3が一番良かったと思っています。2023年の初めは、まだまともに乗れるEVの選択肢がそもそも少なかったからです。

それに、テスラとBYDは買ったあともソフトウェアのアップデートがあって、機能が大きく変わったりします。乗っている間に車が良くなっていくのは、ありがたいところです。

BYD ATTO3の2回目OTAアップデートがきたので実施しました
BYD ATTO3に2回目のOTAアップデートが来ました。紙の通知が先に届いて、1週間後に車の画面にも通知です。表示は57分、実際もほぼその通り。自宅で実施した流れと変わった点をまとめました。

リセールはあくまでおまけです。結局は、一番乗りたい車、使い勝手が良い車、満足度が高い車に乗るのが一番だと思っています。2027年3月が近づいたら、そのとき一番乗りたい車を考えてみようと思います。

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